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火鍋に藝大。地元あるき旅。

ゴールデンウィーク後半の徒歩旅に向けて、準備運動で浅草上野方面を歩くことにした。

緑の風。初夏の爽やかな暑さと日差しが心地よい。桜の季節もいいが、私はだんぜん新緑がいい。

太陽の光が強く、青白く、いつも見ているはずの景色が一層鮮やかに見える。

まずは、2週間に一度行っている浅草の一人火鍋の店を目指す。

途中の景色。

相性とは理屈ではない、そうです。
日暮里駅を南に向かうと有名な羽二重団子のお店。
若い紫陽花と暖簾の塩梅が最高ですね。


昔のお風呂


絵のような、入り口からの古い階段。
映画なら絶対に何かが起こる。
今日は祝日だからか。古い建物に、古い国旗。
そろそろ浅草の賑やかな場所に近づいて来た。

オープンの三十分前に、火鍋屋さんについてしまったので、近くの神社でさかなクンの「一魚一会」を読む。

中三になった娘が、動物飼育員になることを具体的に強く意識し始めたので、ふと、さかなクンの今までの人生はどうだったんだろう?と調べたらまさに、それの本が発売されていた。

学校に行けなくなってまもなく一年。

そろそろ出口戦略をと考えていた時に、あるキッカケで娘が自分から言ったので、娘が飼育員になるまでのイメージトレーニングになればと購入。

さかなクンの、物心ついてからの話から始まり…

ピュアな感性と、優しくでも強く見守るお母さんの話に思わす目頭が熱くなります。

開店時間が近づいて来たので、お店へ。

火鍋の他は、ご飯と生卵とザーサイと杏仁豆腐です。
少し食べちゃったので、それが見えないようなアングルで撮りました。

今日は少し色が白くて高級感がありました。
食べてみると、いつものコクが少しなくて、辛さも少し抑え目。

でも、鍋の下から固形燃料でジワジワ熱していて、食べ終わる頃にちょうどいい感じに煮詰まってきました。

結局、汁を全部完飲でちょうど大満足。こういう汁の濃さのグラデーションも面白いなと発見して、汗ダラダラでお店を出ました。

さて、店内で他のお客さんの声が聞こえてきて、明日は雨だという。

明日は歩けないなぁと思い、もう少し歩くことに。

今朝、皆さんのnoteを読んでいたら、藝大美術館の話がありました。ちょうどいい、これは行きたい!と浅草から上野へ。

Naota_tさま、ありがとうございます!

裏通りを上野へ向かう途中。

地下鉄の踏切は面白いですね(笑)
反対側はこんな感じです。柵の間から撮ったので、一般人は入れません。遠くに車両が見えます。

踏切を通り過ぎ、国道4号を越えると、あれっ?ここ絶対に旨いぞ!と思える店を発見。


上野の街の小さな四川省成都へようこそ、の文字が私のハラワタを掴んで離さない。今度は絶対にここへ。

上野駅近くのスロープを登ると上野公園の東北端。

ここの新緑も最高です、


着きました。

「買上」とは、藝大卒業生の中でも最も優れた卒業制作の作品を藝大が買う、ということ。

それらの作品が展示されていました。

日本を代表する明治時代以降の作家の卒業作品が見られます。

「これが大学生の作品?」とても信じられない作品ばかり。

比較的、写真を撮っていいものばりでしたが、あまり撮らずに出てきました。

絵画や彫刻ばかりではなく、演劇や音楽、先端美術や建築関係など、幅広くあり見応えがすごい。

入場料1200円。

藝大はいま、電気代などの高騰に苦しんでいるそうなので、みなさんも是非。

ちょっと自分が直接考えさせられる展示があったので、一つ。

一枚の紙だけで、映画を一作見終わったような気持ちに。

藝大を出ると、変な車が停まっていたのでパシャリ。

小便小僧らしき。


オシッコはしていないようなので、ご安心ください。

少し歩くと、藝大のような、宮崎駿映画のような家。

藝大の横のお寺
初夏はいいですね~

少しずつ家が近づいてきます。

西日暮里を越えると、貨物線の踏切があります。

右手前がクロネコヤマト、その向こうの白い建物はイトーヨーカドーのネット通販の倉庫だったかな?

そして無事に家へ。いいトレーニングに。

皆さんにとって、良いゴールデンウィークになりますよう。