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【よもやま話】File14 どうする龍峰寺


知られざる池田家菩提寺

今回の旅では
いつも行けないような特別なところを訪問できました。

お煎茶の黄檗ばいさ流のお稽古をしていることで、
あまり知られていない
鳥取市栗谷町にある『龍峰寺』を訪ねることができました。

お寺さんの資料より

龍峰寺は、臨済宗妙心寺派の寺院です。
鳥取藩初代藩主池田光仲の祖父照正は、三河吉田の城主であった
天正8年(1590)、美濃加納(岐阜市)大宝寺より
菊潭祖采を開山に迎え、龍峰寺を創建しました。
以後、池田家の領地替えにともない、姫路、岡山、鳥取と寺を
移転しています。
池田家からは寺領200石を与えられ、
輝政、忠継(光仲の伯父)、忠雄(光仲の父)を祀る
菩提寺とし厚く保護されてきました。

寺の改宗と移転

龍峰寺の四世提宗、五世活禅和尚は、
江戸前期に中国から伝えられた黄檗宗に帰依し、
宗派を臨済宗から黄檗宗に改めました。
これを池田家が追認したため、末寺を失うことをおそれた
妙心寺は、幕府に訴え出ました。
元禄6年(1693)になってようやく和解し、
黄檗宗の龍峰寺を興禅寺とし、
龍峰寺は現在地(栗谷)に移転されることになりました。
宝永2年(1705)5月25日に寺の建物ができ
蘭髄和尚が住職として入寺しました。

お寺の資料
瑠璃殿
欄間
葵の御紋と揚羽蝶紋
龍の欄間
襖絵
襖絵

なかなか興味深いお寺でした。
歴女気分を味わえたひと時でした。

*訂正*
前号の「大谷酒造」さん。
鳥取県倉吉市ではなく、東伯郡琴浦町でした。
女子会の会場が倉吉市でした。
大変失礼いたしました。


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