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【紅茶レシピ2】潤いと便秘解消〈無花果ティー〉


処暑の時期

8月23日~9月6日くらいまで「処暑」の時期になります。
そろそろ夏の暑さも和らいで
夜も少しずつ涼しくなり、秋に近づいていく頃に。

ここのところの暑さだと「ほんとかしら?」
と、思いますよね。
また、台風の多くなる節気でもあるので
十分お気をつけて。

秋になる前に

中医学では秋は《燥邪》。
つまり、空気の乾燥の時期にはいります。
そして、残暑の残るこの時期は「温燥」。
だんだんお肌の乾燥が気になり始め、
空咳をしている方もいるのではないでしょうか。

イチジク:昔から婦人薬といわれるほど

無花果ティー

この時期の果物のひとつ、
イチジクを使った紅茶を紹介しましょう。
イチジクは、潤す作用がある果物といわれます。

 [ 材 料 ](2杯分)

◇ 茶  葉  :  ウバ  6g 
           (ティースプーン 2杯)
◇ イチジク  :  2 個 (生)
        ドライイチジクは、小粒:5~6個
                 大粒:4 個

 [ 作り方 ]

1 茶葉をはかり、温めたティーポットに入れる
2 イチジクの皮をむき、1個をくし形に切り、1のポットに入れる
3 もう一つのイチジクもくし形に切って、カップに入れる
4 沸騰したお湯をティーポットに注ぎ、3分蒸らす。
5 カップに静かに注ぐ
 
*ドライイチジクを使う場合は、50~60℃くらいのぬるま湯に浸しもどす。
 柔らかくなったら半分に切って使う。


ヘタに切り込みを入れて

皮をむく
くし形に切って
茶葉と一緒に蒸らす
出来上がり

薬膳効果

無花果(いちじく)

五性/五味 : 平  /  甘
帰   経 : 肺 脾 胃 大腸
主な作用  : 空咳 消化不良 咽頭痛 下痢 胃腸炎
体   質 : 気虚 気滞 血虚 瘀血 陰虚
 
*潤肺(肺を潤す)効果が高く、胃腸の調子を整え体に潤いを与える
  (肺の五腑は大腸。便秘の時は肺を潤すことが大事)
*多くの消化酵素をもつ。
 脂肪やデンプンを分解する酵素は果肉に、タンパク質分解酵素は
 切り口から出る白い汁に含まれる。
*利咽通便作用もあり、むくみや老廃物の代謝を促す作用もある

肺を潤す

肺が潤うと、大腸も潤うので便秘解消になります。
特に、肌(皮膚)は、老廃物やむくみにより
肌荒れを起こしやすく、潤いが足りなければ
肌再生に必要な血液や栄養が届きにくくなります。
本格的な乾燥の時期を迎える前に、ケアをしましょうね。








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