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小学校の主任の仕事は本当に辛い!本音で語る時間外の仕事。

堀尾と申します。年齢は33歳です。


年収は大体になりますが500万くらいといったとこです。仕事内容に対して少ないと感じます

仕事については愛知県の小学校教員をしております。


四年生担当で四年生の学年主任をしております。

また生徒指導主任も担当しており、学校内での問題などあった場合はすぐに駆けつけてといった感じで対応しております。


今の学校に配属になり3年目を経過するところにありまして、今の学校に来てからはずっと学年主任をさせてもらっています。


今の学校の全校生徒900人で各学年4クラスほどありまして、規模として、大きい部類の学校で、さらには県営住宅、もしくは駅が近いのでいろんなご家庭の児童が通ってくる学校で勤務しております


小学校の先生は業務が増えすぎて大変

今の教育業界が直面している問題として、業務の肥大化が大きいと思います。いろんな教科が増えていき、多種多様なご家庭の児童に対応していくといってことを1人の担任で行っていくこと自体、昔の教員よりも業務は多くなっているように思います。


学習指導要領の改定に伴い、プログラミングや英語教育など、今の教員は日々未知との遭遇をしているようなものです。

さらには未知の領域の児童たちといった感じです。


多種多様なことに1人の人間が対応していくということはとにかくストレスが大きいです。

別に今までの段階で教員の業務が楽だったということではありません。楽ではない状態にさらには上乗せするかのように業務の過多は本当に辛いところがあります。

ワークライフバランスが崩れる


教育業界は一般企業よりも10年ほどワークライフが遅れているとも言われています。


本当にそうだなぁーってことを実感することばかりです。たしかに形の上では一般企業と同じような感じには見れますが、それは見せかけで実際のところは、男性教員、未婚の女性教員などに校務が偏ってあるというような状態があります。


一般企業なら社長が改善を、、、みたいなことがあるのかもしれませんが校長が給料を払っているわけではないのでそこまで強くは言われません。

経営的視点はあまり持たないのが公立です。

行政の管理の元、なんとなーくすぎて行ってしまっていることがたくさんあるように思います。

業務的な面もそうですが、内部的な面にも沢山の問題を抱えている業界かと思います。だからこそ自分自身が大切なのかもしれません。

学年主任は学校以外の行政の仕事が回ってきて辛い

学年主任クラスになると業務が偏ってくるということが辛いです。

仕事ができるという噂と言いますか顔が知れてくると学校内だけではなく市内での大きな仕事とかが突然やってくることがあるということです。

当然学校内で、生徒指導などの仕事を請け負っておりますのでひまなわけではありませんが・・・。

✅ 市内の研修会のトップをやる

✅ 交流事業の引率で北海道へ子どもを引率

✅ 市内の文化イベントの会場整理


このように学校以外からの仕事は今までの業務とは違ってなにをしていったらいいのかわからないことばかりです。

それを前任の人に問い合わせた聞いたり、同じ仕事にあたる他の学校先生と相談したりするなど休みの日も使って行わなければいけないことがとても多くあります。

学校内の校務分掌(運営上の業務)的なことでしたらこれが終わったら、次はこれが始まってといった感じに順を追って色々が進んでいくのですが、そのような業務に関してはそんなことは言っていられません。

いきなりいつまでに書類をまとめてくれとか、いつまでに返答してくれとか学校業務に関係なくどんどん舞い込んできてしまいます。

それが学校内での仕事の佳境に差し掛かる時に期日の迫った仕事がやってきてしまうと本当に大変な事態に発展してしまいます。

日を跨いで仕事をしなければいけない状態になることも起きてしまいます。それでいて特にボーナス的なものがあるわけではありません。

本当やってられるかって投げ出したくなってしまいますね。心を律してただやるだけなんですが、、、


今の小学校の環境で講師が生き抜くために必要な事

とにかく学校内で学ぶのではなく外の世界のことです。


本はもちろんのこと、多種多様なことに興味を持ち、生徒が学校以外で羽ばたけるように勉強する必要があります。

それが教員としての実力を上げていくことになります。特にいろんな人と接していくということが大切になってくると思います。

自分が思うに仕事上の大変なことも沢山あるのですが、なによりも神経を使う作業が保護者からのクレームなどです。

子どもに対して子どもが納得がいかないような指導をしてしまった場合親がクレームを言いにくるということがあります。

その場合にどのような経緯でその指導を行ったのかということを報告しなければなりません。

指導うんぬんかんぬんもそうなんですが、子どもたちが納得いくような教師でなければなりません。


今の子供は本当に大人を見る目が肥えています。

情報化社会なので教員の不祥事など子どももわかっています。そのようなこちらの揚げ足すらとりかねない子どもに対して対峙していくわけですが、対峙するという感覚ではいけないと思います。

あくまで子どもにとにかく理解される教員でいなければなりません。自分が特に意識していることはとにかく子どもを見て関係性を多く持つことを意識しています。

さらには1人1人を認めていくことです。

叱られていうことを聞くようになるということはありません。

認められることによって人はその人を信頼するようになります。

信頼される人になるべく、ストレスが溜まっていようが子供の前では別の人でいかないとです!


自分の学級が出来上がってきたときには激務もストレスも吹き飛ぶような感動に出会えることがこの仕事のやりがいにあるかもしれません。

つねに日本一の学級を目指してです。

本当に仕事は大変ですが、やりがいはあります。覚悟をも持って臨んで欲しいと思います。


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