一度読めば不意に描写を思い出す、そんな漫画がありますか？節目節目に、描写が蘇る、そして元気をくれる漫画。数多くあるでしょうが、ぜひこの一冊も加えてもらいたい。「BLUE GIANT」

　著者　石塚　真一

ストーリー

　高校では、バスケ部に所属。ジャズに出会い、自分でも説明できない魅力に取り憑かれる。将来は「世界一のジャズプレーヤー」になると決め、雨でも雪でもどんな時でも河原で練習をこなす程の真っ直ぐな少年。そんな彼が、人と出会い成長し、ジャズプレーヤーになるまでの人間ドラマ。

おすすめポイント１　主人公の図太さ

　なんといっても主人公の大の真っ直ぐさ。自分の夢に向かうエネルギーは、見ていて憧れを抱く。失敗してもくじけない強さ、それもまた今後どうなるのかずっと見ていたくなるポイントの一つです。

おすすめポイント２　描写

　よくBLUE GIANTと調べると”音が聞こえる漫画”と出てきます。演奏のタッチや、スラムダンク最終編でも見られるような汗、細かいところまで繊細に描いているところは何度も読んでも素晴らしいです。そして、聞いている人の表情や心内語聞いた人聞いた人が衝撃を受ける大の演奏は漫画越しにでも確かに伝わります。

　いかがだったでしょうか。正直、私はジャズには全然詳しくありません笑
ですが、主人公の命を燃やすまでのジャズに対する熱さに心惹かれるものがあります。
　主人公だけではありません、他の登場人物もそれぞれのストーリーがあり、それぞれゴールは別にあります。全員がバンドを通過点と思っています。一瞬の出会いを大切にし、それぞれが全力でする。そんな漫画が私は大好きです。

　ちなみに三部作です。順番は以下の通り。ぜひお手に取って読んでみてください。教室の学級文庫にしたいです笑

今日はここまで