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newQ is a metaphysical design agency. https://newq.jp/

マガジン

  • セオ商事の営業日誌

    • 64本

    セオ商事の、仕事と趣味の間の話しを連載します。UI/UX、デザイン、テクノロジー、哲学、その他プログレッシブな事柄をご紹介

最近の記事

オフィスを引越しました

暖かったり、寒くなったりが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 newQはといえば、オフィスの引越しをしておりました。 実は以前から自由が丘にオフィスを借りていたのですが、もっとワークショップや勉強会などで人が集まりやすいよう、駅近くに引越しました。 そして今回の物件は内装工事のできる部屋だったので、AKINAI GARDEN STUDIOさんに素敵なオフィスにしていただきました。 コンセプトは「夢うつつ」。 このコンセプトはAKINAI GARDEN STUDIO

    • 【問いフェス】第0回:問いクルーズ 屋形船編

      問いフェス vol.0 問いクルーズの思い出10月某日の東京で行われた、季節外れの納涼祭「問いフェス」。夜の川辺に浮かぶピンク色にぼんやりと光る水玉模様(!)の屋形船に、一人、また一人と乗り込んでいく人々。それぞれの心に秘めた「問い」と「概念」を乗せて、2時間半の船旅が始まります。 この「問いクルーズ」では、11名の発表者が問いと概念を発表しました。乗船した人々は、それらの発表に耳を傾けながら、美味しい料理 — お刺身や揚げたての天ぷら — に舌鼓を打ち、語らい、やがて旅が

      • 資本主義の後のデザイン?:Design after Capitalismを読む

        環境への影響、ジェンダー差別、能力主義、監視資本主義……資本主義の限界が議論されています。しかし、資本主義の次にどこに向かうべきかを私たちは知りません。特に資本主義が終わった後の社会において、私たちがどのようなデザインを作り出すのか、それを想像することが難しい。今回のnewQ Studyでは、マシュー・ウィジンスキーのDesign after Capitalismを読み進めながら、参加者たちと一緒に、資本主義の終わりの後のデザインの可能性について語り合いました。本レポートでは

        • ポーランド手記 01「ワルシャワ、コジェレツ、ヴロツワフ」

          あいさつ こんにちは!newQのメンバーの山本です。この度、わたしはポーランドに来ています。 私はアーティストで、大学卒業以降も作家活動を継続しながらnewQで働いてます。ポーランドに来た理由も、いわゆるアーティストインレジデンスと言われる滞在型の制作プログラムに推薦されたのがきっかけです(詳細は下部に記載しています)。 8月上旬から9月末までポーランド・ヴロツワフという都市で生活しながら、来年の発表に向けて調べ物や散歩をしつつ、作品のアイデアを考えています。 このn

        オフィスを引越しました

        • 【問いフェス】第0回:問いクルーズ 屋形船編

        • 資本主義の後のデザイン?:Design after Capitalismを読む

        • ポーランド手記 01「ワルシャワ、コジェレツ、ヴロツワフ」

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          【哲学的ビブリオバトルレポート】哲学的だと思う哲学書じゃない本を紹介するなら?

          newQメンバー5人で哲学的ビブリオバトルを開催しました。お互いに「哲学的だと思う哲学書ではない本」を持ち寄り、おすすめし合います。newQ賞をその手に掴むのは誰か……。その白熱のディスカッションの模様をお届けします。練習から始まり、愛するとは何かという話まで。みなさんの本棚のご参考に。お楽しみください。 練習を考えることから始まる哲学とは?:ハル・クック『ハウ・トゥ・インプロヴァイズ』瀬尾 まず、私が紹介したい本は、ハル・クック『ハウ・トゥ・インプロヴァイズ』(佐藤研司監

          【哲学的ビブリオバトルレポート】哲学的だと思う哲学書じゃない本を紹介するなら?

          【読書会レポート】質的研究を考える夜:エビデンスの円環とコアエビデンス思考へ|newQ

          01|ほんとうに”使える”エビデンスとは何か?newQメンバー(以下「N」):みなさんよろしくお願いいたします。 参加者:よろしくお願いします。 N:まずみなさんにお聞きしたいのですが、質的なアプローチやエビデンス一般についてどのようなイメージを持っていますか? たとえば、私は時間が経つと使えそうですが、リアルタイムでは使えるかどうか怪しいんじゃないか、というイメージをはじめに持っていました。 Sさん(以下「S」):調査にセンスが必要そうに感じます。手続きに自由度が高い

          【読書会レポート】質的研究を考える夜:エビデンスの円環とコアエビデンス思考へ|newQ

          SFプロトタイピングについてのインタビュー記事が公開されました

          弊社の難波がSFプロトタイピングについて話したインタビューが公開されました! 「『SFプロトタイピング』で描く、“手触り”のある未来の価値と事業」 「SFプロトタイピング」は、いずれ訪れるかもしれない近い未来、あるいは遠い未来からやってきた、“手触り”があって心に訴えかけるようなプロトタイプを作る実践的な手法です。SF(サイエンス・フィクション)のストーリーや「デザインフィクション」をつくることで参加者の価値観を共有したり、これまでにないアイデア探索を目指します。 記事

          SFプロトタイピングについてのインタビュー記事が公開されました

          【イベントレポート】5/16 newQ STUDY:「なぜ、ワークショップを行うのか?」(ワークショップの作り方〜 組織で哲学するとはどういうことか?〜第1回)

          newQとしては久しぶりの対面イベント(オンラインも同時配信)newQ STUDY「ワークショップの作り方〜 組織で哲学するとはどういうことか?〜」の第1回目、「なぜ、ワークショップを行うのか?」を5/16に開催しました! おそらく人類史上最もワークショップが盛んに行われている昨今。ワークショップに参加するだけでなく、「ワークショップをつくる」という必要に迫られている方も多いのではないでしょうか。newQでも数多くのワークショップを実施していますが、「そもそもワークショップ

          【イベントレポート】5/16 newQ STUDY:「なぜ、ワークショップを行うのか?」(ワークショップの作り方〜 組織で哲学するとはどういうことか?〜第1回)

          newQ STUDY開催のお知らせ:「なぜ、ワークショップを行うのか?」5月16日(火)19:00-21:00

          2023年5月16日に、南青山のTHE GUILDにてnewQ STUDY「ワークショップの作り方〜 組織で哲学するとはどういうことか?〜」の第一回として第1回 :「なぜ、ワークショップを行うのか?」を開催します! peatixで参加受付中です。現地参加・オンライン配信で開催いたしますので、遠方の方もぜひご参加ください。 2000年以降、さまざまな現場で取り入れられることが急速に増えてきたワークショップ。ツールの発展によりオンライン開催も増え、もしかしたら人類史上、もっと

          newQ STUDY開催のお知らせ:「なぜ、ワークショップを行うのか?」5月16日(火)19:00-21:00

          上智大学プロフェッショナル・スタディーズで講座を担当しました

          上智大学が開講する社会人向け講座「上智大学プロフェッショナル・スタディーズ」で、弊社の今井が講座の一部を担当しました。 担当したのは、寺田俊郎教授がコーディネートする「仕事に生かす哲学的対話-深く豊かな思考のために」の講座で、全6回のうち第4回目と第5回目で今井が講師を務めました。 newQがふだん提供しているワークショップを元に、第4回では「問いを立てるワークショップ」を実施し、「仕事」や「働くこと」をテーマに問いの深掘りを行いました。また、第5回では「概念工学ワークシ

          上智大学プロフェッショナル・スタディーズで講座を担当しました

          newQ代表の瀬尾が鉄道芸術祭に登壇します

          8月31日に大阪・アートエリアB1で開催されるトークイベントにnewQ代表の瀬尾が登壇します。 実来場&オンラインどちらでも観覧が可能です。 来場される場合は予約不要、また先着順でご入場いただけます。近くにお住まいの方は是非、実会場へお越しください。 イベントは同時にyoutubeを使ってオンライン上でも配信されます。遠方の方はこちらをご利用ください。 鉄道芸術祭では、他にも素敵なゲストが面白い話をたくさん聞かせてくれそうです。ぜひ、他の回もご参加ください。 皆様のご

          newQ代表の瀬尾が鉄道芸術祭に登壇します

          芸術は文字じゃない言語なのか? :グッドマン『芸術の言語』読書会

          もし言葉ですべて伝わるなら、アートやデザインはいらないはず。芸術や文字以外の表現でしか伝えられない“何か”とは何だろうか? そんな“何か”を「シンボル」から考える、独創的な哲学者ネルソン・グッドマンの『芸術の言語』。『ブルーピリオド』からUIデザインまでを語り合いながら、デザイナーと哲学者と実務家と開催する読書会企画、第3弾! 非言語で考えるとはどういうことか? 難波 グッドマン研究を行っている難波です。本日は、デザイナー、哲学者、実務家の方々と一緒に『芸術の言語』を読み

          芸術は文字じゃない言語なのか? :グッドマン『芸術の言語』読書会

          Webサイトをリニューアルしました

          newQ(株式会社セオ商事)のWebサイトをリニューアルしました。 今回のサイトリニューアルに合わせ、newQのコンセプトムービー「メタフィジカルデザイン宣言」も制作しています。ぜひ音声をONにしてご覧ください。 newQのリブランディングプロジェクトについては、制作を通して考えたことなど、改めてPodcastや記事にしてお伝えしたいと思います。 今後ともnewQをどうぞよろしくお願いいたします!

          Webサイトをリニューアルしました

          作ることの哲学をデザイナーと哲学者と実務家と語る:グッドマン『世界制作の方法』読書会

          私たちはいつも何かを作っています——デザイン・プロダクト・サービス etc. 現象の論理的な再構築から研究をスタートして、最終的に「私たちは世界を作っている」という地点にまでたどり着いた哲学者ネルソン・グッドマン。その古典『世界制作の方法』を手がかりに、デザイナー・哲学者・実務家とともに「作ることの哲学」を語り合いました。 哲学者、経営者、教育者であり、芸術家とともに生きた男難波 グッドマン研究を行っている難波です。本日は、デザイナー、哲学者、実務家の方々と一緒に『世界制作

          作ることの哲学をデザイナーと哲学者と実務家と語る:グッドマン『世界制作の方法』読書会

          『多元世界のためのデザイン』をデザイナーと哲学者と実務家と一緒に読む / Designs for the Pluriverse読書会

          デザインの未来を考える「多元世界のためのデザイン」を提唱するこの本の内容を一言で言えば、この地球上でヒトが生み出す社会問題の診断と処方箋のスケッチです。 現代の社会的な問題は、わたしたちの世界の捉え方「存在論」「認識論」に由来するものだと診断し、その問題の解決の方向を、「存在論的デザイン」「自律的デザイン」という新しいデザインの態度に求め、その可能性をスケッチしています。 デザインを実践している方、特に、デザインで社会を変えるためには何ができるかを考えている人々や、哲学思

          『多元世界のためのデザイン』をデザイナーと哲学者と実務家と一緒に読む / Designs for the Pluriverse読書会

          哲学論文レビュー:「問いとは何か?」ラニ・ワトソン(2021)

          ◉問いってそもそも何なんだろう?セオ商事の難波です。さいきん、社内では「問いってそもそも何なんだろう?」という問いがホットな問いとなっています。そこで、「Question Philosopy」で検索していると、近年「問いの哲学」と呼ばれるジャンルの研究が立ち上がり始めていることを知りました。この分野の最新の研究の一つとして、問いの哲学のトップランナー、ラニ・ワトソンの論文を読んでまとめてみました。 書誌情報:Watson, L. (2021). What is a Ques

          哲学論文レビュー:「問いとは何か?」ラニ・ワトソン(2021)