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テーピングを正しく使おう!

2月もあと少しですね!
TEAM NINEの上村です。
そろそろ実戦に向けての練習にシフトしてくると、疲労だったり、ふいの動きにタイミングを崩してのケガが増えてきますね。

そこで、今回からテーピングシリーズを始めようと思います。
初回の今回は、基礎になりますが、テーピングの種類を紹介し、何に適しているのか書いていきたいと思います!

① テーピングにはどんな種類があるの?

1)ホワイトテープ(伸び縮みしないもの)

最近は色々なカラーがありますが、伸びないテープの使用目的は主に「固定」と「強い圧迫」です。いわゆる傷ついた・負担のかかる部位を強く守るためのテープです。
捻挫直後、強いデッドボール直後、強い痛みの肉離れ直後などに使います。

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2)エラスティックテープ・セラポアテープ(少しだけ伸びるもの)

これはホワイトテープとキネシオテープの中間にあたるものです。固定しすぎたくはないけど、キネシオでは弱いと思う時に使います。値段がやや高め設定なのが難ですが、捻挫や肉離れの直後の炎症期だけど少し動かなければならない時や、ホワイトでは違和感が強いときはこちらを選択します。

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3)キネシオテープ(伸び縮みするもの)

これはスポーツ現場で1番なじみ深いテープですね。疲労した筋肉のサポートや負担の大きい筋肉のサポート(疲労軽減)、欲しい動きを作るサポートなど、基本的には身体をサポートするテープです。
捻挫後はしばらくテーピング生活ですが、1週間を過ぎると動き出しますよね。痛みが取れてもじん帯はまだ修復が終わってません。そんな時に使います。動きを邪魔せずサポートするにはこれが1番です。

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4)アンダーラップテープ(スポンジ生地のもの)

女性は除毛してあるので使わない方もいますが、男性は毛が抜けてテーピングが大変!という時に使います。また、皮膚が弱い方にも。基本的にホワイトテープの下に使うことが多いです。固定・圧迫の時ですね。サポート目的で巻くテープの下には巻きません。動くとズレてしまうため、目的と合っていないからです。

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5)自着性バンデージ(皮膚には付かず、テープ同士が接着するもの)

こちらはなかなか見かけない方もいるかと思います。テープを巻いても皮膚には一切粘着せず、テープ同士だけがくっつきます。アイシング(アイスバンデージ)を圧迫含めて行いたいとき包帯(バンデージ)代わりに使うことが多いでしょうか。よく伸び縮みするテープで、手で簡単に切れるので、圧迫をさっとしたい時にはおススメです。私は圧迫帯に使えるものがないときにこのテープをくるくる巻いて代用することもあります。

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②テーピングの太さはどうやって決めるの?

太さは悩みます!
というのが本音です。今回はベースをまず紹介していきます。

伸びないテープの太さは13mm、19mm、25mm、38mm、50mmがあります。

伸びるテープは25mm、38mm、50mm、75mmがあります。

基本的には13〜19mmは指、25〜38mmが手首、38〜50mmが足首、50mm〜が太ももや腰に選択されます。

男性は太いテープを選択することが多いですが、成長期の細身の男性だと細い方を選択することもあります。体格によっても変わるということです。

③他にどんな決め方があるの?

男性か女性か、がっちり体格か細身か、年齢など色々な場面で考える選択肢です。しかし、それ以外にも実は選択肢があるんです!

例えばホワイトテープは伸び縮みが無いので、固定に適しているとはいえ、やはり違和感が強かったり、皮膚の動きも制限されるため余計な部分にもキツさを感じてしまうことがあります。

そんな時はどうするのか?

ズバリ、太さを変えるのです!

ワンサイズ太さを落とすとびっくりするくらいに違和感が消えたりします。これは、伸び縮みのテープにも言えることです。そして面白いのは細いテープで本数を重ねていくと、固定や圧迫はしっかり出来るのに、動きやすいという驚きの展開が生まれたりします!!

私は選手たちに巻く時に、固定の安心感が欲しいか、中間か、動きやすさ重視か好みを聞いて巻きます。自分の好みを試す時に、太さの違うテープを買うとお金が余計にかかりますよね。少し手間はかかりますが、テープの太さをハサミで切り込みを入れて試すのもアリです!その場合は50・75mmを選ぶことをオススメします!

今日はテーピングの種類と選び方をお伝えしました!次回からは代表的な部位の「自分で巻けるテーピング」のシリーズを始めようと思います!

https://note.com/team_nine/n/n5fdc56594dd2

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