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ショートショートnote

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noteで小説が書けるゲーム「ショートショートnote」を使ってちょこっと書いてみた。
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2022年4月の記事一覧

私とフォーク

私とフォーク

そんなに力一杯ねじ込んでいるわけではないのに、私のフォークは溝の奥にパスタが挟まってしまう。

そのパスタを頬張ろうとするとフォークの先が口の中のほっぺの内側に突き刺さる。

ちょうどいいところにもってこようとフォークを軽く振ってやると溝を一気にスルスルとお皿に落ちる。

フォークよ。どうもお前とは気が合わないようだ。

半笑いのスイカ

半笑いのスイカ

「昔さ、志村けんがコントで半月切りのスイカをスゴい速さで食べてたの知ってる?」

「あぁ、見たことあるかも。」

「あれさ、子供ながらに『志村スゴいな』って思ってたんだけど、今思うと反対側を削ぎ落としてカメラに見える面だけ薄く残してたと思うんだよな…」

そんなに細かく分析する必要もないことなのだが、夫は真剣な口調で呟きながら、私に見える側の面を残しスプーンで丁寧に削り、その削りカスを嬉しそうに口

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神様部

神様部

「あぁ…なんか騙された気がする…」

放課後はゴミ拾いに近所の公園の花壇の手入れと草むしり。

まだ出来立てホヤホヤの文科系サークルの部室棟の2階の角部屋に掲げられた「神様部」の看板。

てっきり神社巡りをするサークルかと思って入ってはみたもののボランティア活動の毎日。

公園の道向かいに住んでいるおばさんがこちらに近寄ってくる。どうやら水曜日はパートの勤務時間が短いのか他の曜日は我々が作業を撤収

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東と西のお金持ち

東と西のお金持ち

ある日、神様は東から一人、西から一人それぞれ選び大金を与えました。

東の者はそのお金はないものとして銀行預け、今まで通りの毎日を過ごしました。

西の者は今までの仕事を辞め、そのお金を使い色んな場所にいったり色んな本を買って読んだり、たまに食べるに困らない程度には働く生活を始めました。

その二人が三十年後に神様の前で顔を会わせてみると…