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「アイデア」について考える①

※記事の冒頭でおことわりしておきます。
私の「アイデア」に関する考え方は、おもちゃクリエイターの高橋晋平とトイクリエイターの大澤孝氏の考えに大きな影響を受けております。なのでお二人の著書やSNSの投稿に書かれている内容と類似したり重複するようなお話しになります。決してお二人の理論をパクっているわけではなく、お二人の考えを教科書として、自分の経験や知識から得た感覚というフィルターを通した上でのお話となります。いうなればお二人を師匠とした中での私の「守破離」の「守」の段階でのお話となりますのであらかじめご了承下さい。

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「アイデアを出しなさい」と言われた…さぁ、あなたはどうしますか?

たぶん会社の上司から「アイデアを出しなさい」といわれるとそれは単なる「思いつき」では許されませんよね。

「思いつき」で言おうものなら「そんなの欲しがる客がいるのか?」「利益が出るのか?」「商品化、サービス化は無理だろう?」…必ず否定的な言葉で突っ込まれます。

仕事では「企画」を求められているからです。

しかし、いきなり「企画」を考えようというのは準備をしないで何かをするのと一緒。助走をせずに「立ち幅跳び」をするようなものです。それでは「走り幅跳び」「三段跳び」と比べて距離が出ません。

でも周りを見てみるといきなり「企画」を出そうと頭を抱えて悩んでいる人を多く見かけます。

なのでまずは「アイデア」と「企画」を分けて考えて見ましょう。

「アイデア」とは単なる「思いつき」。この「アイデア」出しの時点では「実現の可能性」「収益性」「効率性」「費用対効果」「市場性」…こういったものを一切考えてはいけません。

とにかく「こんなの面白いんじゃないの」「こんなのあったら楽しいんじゃないの」…その感覚だけを頼りにします。

それではさあ、自由に「アイデア」を出してください!

しかし、意外と出てきません。

どうしてでしょうか?…

それは自由に「思いつき」を話すことに慣れていないからです。さらにいうと自由に「思いつく」ことが習慣になっていない…というより自分が常に自由に「思いついている」ことに気づいていないからです。

ならば「自由に『思いつく』」にはどうしたらよいのでしょうか?



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