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文フリ東京37で買った本を読んでみた感想

ひとりの作家さんに絞って商業出版された本を読むのも楽しいけれど
文フリで山の様にZINEを買って
初めましての文章を浴びるように読んで
色んな人の色んな視点を体感できて
改めて世界は広いな、と思った。

そんな中で「もう、降参だ」と思ったのが一夜文庫さんの『読みたい夜に』に収められていた『夜に・終電の忘れ物』だった。

Y.田中崖さんの寄稿

場面展開が鮮やかで、突然迷い込む不思議な世界も不思議じゃないくらい。

えー、凄すぎる―
脱帽してペンを折るレベルー

一見コピーをホチキスで止めたような製本だけれど
中身が良すぎて、ややパニックになる。
え?これいくらでしたっけ?って二度見した。300円だった。
読み終わってから直ぐにXでメッセージを送っちゃって
そしてお返事も来て、更にバクバクした。

谷山浩子さんを思い出した。
突飛だけれどその世界は本当にある気がする、アレ。

この世界は私には書けない。
でも凄く好き。
文字から絵が浮かんでくる。

もう何十年も本を読んできたつもりでいたけれど
まだまだ世界は広かった。
もっと沢山読みたいと思った。

一夜文庫さん、Y.田中崖さん、ありがとうございました。

#文学フリーマーケット東京37





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