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なぜコーチング×東洋思想なのか?①

こんにちは。守秘義務などもあってあまり表舞台には出てきませんが、スポーツの世界に留まらず、ビジネスの世界にもコーチって意外と多いんです。ただ認知度はまだまだ低く、コーチングだけで生計を立てられている人は果たしてどれだけいらっしゃるか。。僕自身も企業人として人材開発や組織開発の本業をしつつ、口コミや紹介などのご縁もいただきながら個人的に細々とコーチングを提供しています。

コーチの人数(供給)に対してクライアントのニーズ(需要)が顕在化していないからか、コーチの皆さまは「コーチング×○○」と独自性を出そうと工夫されています。僕の場合はそれが「東洋思想」なわけで。。9割の方は怪しい言葉の響きと思うでしょう。ええ、分かってますよそんなの。独自性と風変りは紙一重ですから笑。今回はその辺りを書いてみます。

そもそも東洋思想って馴染みがないと思いますが、むりやり皆さんの馴染みがありそうなところでは『論語』や『孫氏の兵法』のような古代中国の書物や、そこに書かれている教えのことを指します。「宗教」が神様や死後の世界の存在を前提にしていることに対し、「思想」とはあくまでも現世の生活における考え方や生き方を説いたものです。誤解を恐れずちょー平たく言えば、小学校のときにあった道徳の授業のオトナバージョンみたいなもの。僕の場合は、道徳の出どころともいえる古代中国の書物になぜか共感してしまったという経緯です。ではなぜそんなところに興味を持ったのか。僕と中国のきっかけストーリーをご紹介します。

いまは仕事関連で中国との関わりを持つビジネスパーソンな多いと思いますが、僕は17歳のときに高校の修学旅行で初めて中国に行きました。北京にある姉妹校の学生と一週間交流をするというプログラムでした。高3の秋に行くのですが、春から半年かけて文通を何回かやってから行くんです(当時SNSというしゃれたツールは存在せず…)。北京の高校は共学で、こちらは男子校。誰と文通するのかはランダムで決まるのですが「女子に当たれ!」だけがモチベーションでした。

田舎の高校生が飛行機も初めて、海外旅行も初めて、そんな中で北京空港に降り立つわけですが、着陸直後に滑走路の目の前を1台の自転車が横切って…やはり中国は自転車大国だ!という記憶だけが鮮明に残ってます。

気になる文通相手はラッキーにも女子でした!しかもお父さんはパイロット、お母さんは教師というエリート階級の子。僕は英語もろくにできず、「同じ年齢でこんなエリートを生み出したこの国ってなんなんだろう?」と衝撃を受けたのが、中国に最初に興味を持ったきっかけです。

修学旅行から戻り、英語さえつたないのにさらにハードルの高い中国語を学んでみたい!と思い、大学進学後は中国語と中国経済論を専攻しました。もちろん最大のモチベーションである文通は続けつつ。そんな中で文通の紙面の割合が「英語<中国語」になってきた頃、20歳のときにバックパッカーで文通の彼女に会いに行こう!と思い立ち、一人で北京に行きました。

一向に東洋思想の話しになりませんが笑、果たして僕の覚えたての中国語は彼女に通じたのか?!その辺りは次回②で書いてみたいと思います。

では、てば。

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