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手放す経営ラボ経営チームDXO再導入⑥〜   〜ことばを紡ぐ1巡目〜

所属している会社に「理念」ってありますか?

私がこれまで所属してきた会社にはありました。

新卒で入社した会社は財閥系の創業100年を超えるレガシーな企業でした。ご想像に難くないとは思いますが、毎朝大声で唱和していました。ですから今でもすらすら口から出てきちゃったりします。

ですが、その言葉の意味、思いを理解していたか?それは残念ながら否です。今となってはとても残念な気持ちがします。創業者は大河ドラマにも出てきたりする人物なのに、創業のコンテクストを知らないまま働いてたなんて。

さて。DXOでは「組織の存在目的」を明確にします。

ここからは、「組織の存在目的」を明確に伝えるツールとして「ことば」を整理していきます。

前回はこちら


今回はDXOプログラムのここ、赤線で囲んだ部分をレポートします。

ドキュメント|HubSpot (16)

前回(UNIT00関係)の記事はこちら

存在目的を言葉として整理する!特徴は2つ。

私は、DXOで行う「ことば」のワークは一般的な理念の作り方、浸透方法とは大きく異なる点が2つあるな。と思っています。

1つ目は、経営者だけでなく、メンバーから意見を吸い上げること。

2つ目は、決まった言葉を2循環させること。

これだけじゃ「?」だと思いますが、作成手順がとてもユニークです。

この作成手順にこそ進化型組織の特徴が表れていると思います。

小見出しを追加 (YouTubeサムネイル)

手放す経営ラボを運営する(株)ブレスカンパニーは元々は人事コンサルティングとしての仕事を行っていました。

サービスの中に「理念の整理」というものがありました。MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)と行動指針(アクション)の整理です。

その整理の方法は一般的な理念の作り方に則ったものです。

①経営者にひたすらヒアリングする

②ヒアリングした内容から浮かび上がってくる価値観などを言語化する

※プロのコピーライターさんがカッコ良い言葉に仕立てます

③その言葉を元に経営者と壁打ちし、納得のいくものが出来上がっていく

④出来上がったものを社員にお披露目

⑤社員に理念が浸透していくようなプログラムをスタートする


要は、経営者の思考を整理、言語化し、決まったものを社員に浸透させる。

この流れです。

が、DXOはメンバーがことばの整理に関わります。(特徴1)

ドキュメント|HubSpot (13)

WHY,WHAT,HOWこの3つの問いに答えてもらう形で、言葉をメンバーから募ります。

手放す経営ラボでは、Googleフォームを使って100人以上存在するラボ研究員から意見を募りました。

すると、いろんな意見が出てきてプロジェクトメンバーにはない新しい視点が増えました。

それを持ってして、プロジェクトメンバーで言葉の整理をはじめました。

ワイワイディスカッションしながら紡ぎ出された言葉がこちら

ラボのことば(1巡目)仮決定

WHY(なぜ私たちの組織は社会に存在しているのか)

ごきげんな人と組織が増えちゃう

WHAT(私たちが社会や顧客に届けている具体的な価値は何か)

KAIHOU

HOW(私たちはどのような姿勢や思い出その価値を届けるのか)

青春のぶつかり稽古 〜出し切ったらノーサイド〜


この3つに決定しました!パチパチ。(あくまで1巡目)

プロジェクトメンバーはとても晴れやかな気分でこの場を終えました。

この後、現実にぶつかり稽古で汗を大量に流すことになろうとは知らずに・・・

(ことばを紡ぐ2巡目に続く)


DXOインストールの経緯

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入① 〜急がば回れ〜

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入②〜急がばさらに回れ〜

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入③〜回り回ってスタートラインへ〜

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入④〜ぶっ込みがもたらす場の変化〜

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入⑤〜閉じてた喉が解放される場〜

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入⑥〜ことばを紡ぐ1巡目〜

▼次回以降はこちら▼

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入⑦〜ことばを紡ぐ2巡目〜

手放す経営ラボ経営チームDXO再導入⑧〜「形」ビジネスモデルを可視化〜

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