見出し画像

少数民族に最高峰‥ タイの山を愛でタイ

 周囲を山に囲まれたタイ第2の都市・チェンマイ。現地の友人に誘われ、街中から車で1時間ほどの所にある少数民族・モン族が暮らす山「モン・ジャム」のトレッキングに出かけました。

車を停めて2時間半。山頂を通ってループする7キロ余りの軽いトレッキング


 参加したのはタイ人女性3人に加え、カナダ、デンマーク人男性と私の計6人。山頂に続く道の途中では、下り坂500メートルほどの距離を木製の三輪車で駆け下りるモン族のレース大会が開かれ、大いに盛り上がっていました。

ゴール地点には「フォーミュラ・モン」のマークも表示

 その名も「ワールド・フォーミュラ・モン・レーシング」。「フォーミュラ・ワン」をもじった大会名にニヤリとしましたが、命がけとも言える真剣勝負を繰り広げていました。
https://www.youtube.com/watch?v=iw-BasSgGSI
 
  この日はあいにくの曇り空。山頂からチェンマイの景色は楽しめませんでしたが、ロングステイするなら、こうしたトレッキングは運動不足解消にもつながり、有意義だと感じました。特に現地の人や外国の方と交流を深められたのは貴重な経験となりました。

あいにくの天気で山頂から景色は望めず


 このトレッキングに刺激を受け、4日後にはレンタルバイクで一路、タイの最高峰を目指しました。チェンマイから片道110キロの距離を安全運転で3時間余り。たどり着いたのは標高2565メートルのインタノン山。

チェンマイから108キロ。車で2時間と表示されるが、3時間余りをかけて安全運転

 北海道の最高峰・旭岳よりも高い山の頂まで車やバイクで行けてしまうことにまずは驚きました。歩くのが嫌いなタイ人気質にもマッチしています。   山頂にバイクを停め、トレッキングコースを5分ほど歩いた所に国内最高地点を示す看板が立っていました。

標高2565メートル。タイの最高地点と書かれた看板

 焼畑や山火事によるPM2.5が発生するこの時期、タイの空気は澄みわたることがほとんどなく、展望台からの眺めはいまいちでしたが、ひんやりとした空気を久々に味わいました。

下界はかすんでいたが、ひんやりとした空気が気持ちいい山頂展望台

 帰りがけに巨大な滝にも立ち寄り、大自然を満喫。

山頂までのルートに複数の滝が点在。こちらは中腹にあった「WACHIRATHAN WATERFALL」


 通常の旅では味わえない体験ができるのも長期滞在の魅力だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?