見出し画像

【技術史】木の腐敗熱を利用する

1960年代、木の枝が腐敗するときに熱が生じることを知ったジャン・パンは、森で集めた枝や低木を細かくする機械や、堆肥タンクによってエネルギーを作り出す方法を開発する。
この腐敗した枝の中に存在する細菌は熱を発生させ、その熱は熱交換システム(熱エネルギーをある流体から別の流体に移す)によって、3ヶ月から6ヶ月のあいだ、35℃~45℃の温水を供給することができた。パンはこの熱エネルギーのおかげで生活に必要な湯を自給した。
 
この装置、生態系にマイナスの影響を与えない、すばらしいシステムだ。
 
『参考資料』
http://ftpmirror.your.org/pub/misc/cd3wd/1002/_engy_Jean_Pan_Composting_organic_fertilizer_and_methane_wwy.pdf

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?