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【トイレ史③】日本最古のトイレ

日本で確認されている最古のトイレは、福井県若狭湾に突き出した常神岬(つねがみみさき)に三方五湖(みかたごこ)が広がっている。その南約1kmの位置にある島浜貝塚で発見された。貝塚は縄文時代前期(約5500年前)のものと考えられ、2000点以上の糞石(ふんせき)や木製の杭が発見された。島浜人は、生活の中で生じたゴミをなるべく湖の沖に捨てるために湖の沖に杭を打ち浅橋を作っていたと考えられる。
この頃から人々の定住生活が始まり、排泄物のにおいや衛生上の問題により排泄場所を特定するようになったと考えられる。しかし、トイレといっても当時は野原や湖・河川に直接排泄する原始的なものだった。
 

『参考資料』
http://jomonmuseum.jugem.jp/?eid=367
「考古学トイレ考」 大田区立郷土博物館
 

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