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ガラスはなぜ透明?

ガラスは不思議な材料だ。なぜ透明で、光はいったいどのようにして固体の中を通っていくのか?
ガラスはケイ素原子と酸素原子、あと数種類の原子でできている。原子の中心には陽子と中性子を含む原子核があり、その周りを電子が回っている。


原子の大きさが例えばスタジアムほどの大きさだとすると、原子核の大きさはその中央に置かれた豆粒ほど、電子にいたっては周囲のスタンドに置かれた砂粒ほどになる。このように原子内部は大部分が空っぽで光が通り抜けるスペースがありそうだ。

光は原子内を通過しようとするが、物質内の電子は一定の光エネルギーを吸収し、別の場所に移動するエネルギーに変えようとする。移動エネルギーになってしまうと、光は透過できなくなる。
ガラスが透明なのは、ケイ素・酸素の電子が移動するために必要な光エネルギーが可視光ではないため、光が通過して見えている。
透明ではない
 
『参考資料』
人類を変えた素晴らしき10の材料 マーク・ミーオドブニク著
https://www.fepc.or.jp/smp/enterprise/hatsuden/nuclear/kakubunretsu/index.html

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