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世の中の物質は-1000℃まで冷やせるのか?

製鉄所の溶鉱炉の中は約1600℃、エンジンのシリンダー内部の温度は最高で2000℃を超えるといわれます。太陽の表面温度は約6000℃、中心温度は1500万℃もあります。
温度というのは、原子の振動の大きさを示しています。振動が小さいほど温度は低く、振動が激しいほど温度が高くなります。原子の振動には限りがないので、理論的には温度の上限はないと考えられます。
一方、温度は低くなるほど原子の振動は小さくなり、最終的にはまったく停止します。
その温度は-273.15℃。この温度のことを絶対零度といいます。絶対零度になるとあらゆるものが動かなくなるので、この温度以下まで温度を下げることはできません。

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