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古墳の発掘 新技術

古墳の発掘調査は一部の学術的な調査を除けば、公共工事や民間開発に伴って実施されることが多い。ただ開発の機会が少ない山間部では調査を行う難しさなどから、発見されていない古墳がまだ多くあるとみられている

奈良文化財研究所(奈文研)などの研究チームは、兵庫県が2020年に公開した航空レーザー測量による県内全域の地形データに目をつけた。AIに過去の古墳情報を学習させて新たな候補地を「発掘」させれば、より効率的に新たな遺跡が発見できる可能性がある。

研究開始から2年かけて生み出した手法は、まずAIに既知の古墳情報を機械学習させる。そして兵庫県の地形データ上で「古墳存在予測スコア」を0から1の間で算出させ、未発見とおぼしき候補地を抽出させた。

兵庫県で昨年、新手法を生かして34もの古墳が発見された。

『参考資料』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF134BP0T11C23A2000000/

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