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ゴムの伸縮から熱を生み出す

ゴムは伸び縮みすると、熱を発したり吸収したりする。素早く伸ばすと熱を発し、縮ませると熱を吸収する。
東北大学の小宮敦樹教授は、この熱を利用し、2つの熱交換器を組み合わせて冷却装置を作った。
ゴムチューブで発生した熱を高温側の熱交換器に移動させ、低温側の熱を収縮時のゴムチューブに移動させて温度差を作りだす。伸び縮みによってゴムチューブは5〜10度の温度差を生みだす。

ビルや工場といった大規模な設備を冷却するのは難しいとしても、家庭内で少し涼みたいという程度ならば、ゴムの力を使った冷却システムが機能する可能性があるという。



『参考資料』

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20230124_02web_cooler.pdf

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