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生分解プラは深海でも機能

世界中で年間800万トンもの海洋プラスチックが陸上から海洋に流出しています。そこで、現在広く使用されているプラスチックを微生物が分解可能な生分解性プラスチックに切り替えることで、海洋プラスチック対策の一環となる可能性があります。ただし、水深200メートル以下の深海で生分解性プラスチックが分解されるかどうかはまだ分かっていませんでした。

そこで、研究グループは潜水調査船などを使用して、日本近海の水深5000メートルを超える海底に通常のプラスチックと生分解性プラスチックを設置し、浅い海底との分解の違いを調査しました。3〜14カ月後に設置物を引き揚げると、深海でも通常のプラスチックは分解されていませんでしたが、生分解性プラスチックは分解されていました。

『参考資料』

https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20240126-1.html

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