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世界で活躍する人材の育成を目指して|テックビズ独自の教育制度をご紹介(教育制度紹介・前編)

ITフリーランスと企業のマッチングサービス「TECHBIZ」を展開する株式会社テックビズは、「働き方を変え、世界を変えていく」をスローガンに、フリーランスが主体的に働ける社会を目指しています。

テックビズでは、メンバーに対し自社制作でさまざまな教育制度を実施しています。この記事では社内で実施している教育制度について、前編・後編に分けてご紹介します。

前編となる今回は、コンサルタントの育成に関して、代表取締役である中島さん、エグゼクティブコンサルタントで、かつコンサルタントチームのリーダーを務める中西さんに詳しくお話を伺いました。

中島 一樹(Nakashima Kazuki)/代表取締役

1989年、兵庫県生まれ。筑波大学卒。2011年、大日本印刷株式会社に新卒入社。大手金融機関やスポーツメーカーのBPO業務を担当する営業職を経験。2015年、株式会社NKC ASIAを設立し、ITフリーランスと案件とのマッチングサービス「TECHBIZ」を展開。2019年、事業成長に伴い、株式会社テックビズを分社化。創業以来、増収増益を重ね続け、ITフリーランス業界3位(2023年10月現在)にまで成長。フィナンシャルタイムズ誌の「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」にランクインしている。

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中西智文(Nakanishi Toshifumi)/エグゼクティブコンサルタント

北海道札幌市出身。
大学を卒業後、新卒で日本の大手電機メーカーに入社し、国内営業と海外営業を経験。
その後ドイツ系企業に転職し、営業力を磨く。2018年3月にテックビズの中島代表と出会い、同年7月にコンサルタントとして参画。社内表彰において、全コンサルタント約180人の中でトップの賞を受賞。

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メンバー間のコミュニケーションの活性化とモチベーション向上に寄与する|コンサルタント/アシスタントアカデミー

——テックビズは「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」に2年連続でランク入りするなど、営業メンバーひとりひとりが着実に成果をあげながら組織規模を拡大していますよね。コンサルタント向けの教育制度にはどのようなものがあるのか教えてください。

※アジア太平洋地域における急成長企業ランキングに、NKC ASIAとして2022年、2023年にランクイン
https://www.ft.com/content/6b46806f-9c42-41c4-909f-b7a7558e0593

中島:大きく分けるとOff-JT(※日々の業務から離れ、特別に時間や場所を取って行う教育のこと)とOJT(※日々の業務の中で、行う教育のこと)の2つです。Off-JTでは「コンサルタント/アシスタントアカデミー」という制度を設けています。

また、コンサルタントやアシスタントが業務を行う上で必要となる知識を体系的に学べるように、テックビズ独自の「教材」もあります。

——Off-JTの「コンサルタント/アシスタントアカデミー」について伺えたらと思います。「コンサルタント/アシスタントアカデミー」ではどのようなことを行っていらっしゃるのでしょうか?
中島:新メンバーの紹介や事業方針の共有、優良成績メンバーの表彰、コンサルタントの座談会などを行っています。月に1回開催しており、座談会では営業成績が良いコンサルタントに話をしてもらい、ナレッジを共有してもらっています。

中西:「コンサルタント/アシスタントアカデミー」はメンバー同士のコミュニケーションの場としても機能していますね。表彰されているメンバーを見て良い刺激がもらえたり、ロールモデルを設定できたりと、モチベーションの向上に寄与する場にもなっていると思います。

——中西さんはパネラーとして座談会に登壇されることも多いと思います。中西さんのアカデミーにかける思いを教えてください。
中西:なぜ成果を出せたのかといった要因をアウトプットできることはメリットの一つだと思っています。自分自身の行動を振り返り、言語化することで、ナレッジが整理されるためです。

また、テックビズにはいくつかのコンサルタントチームがあり、私はその一つのチームのマネジメントも担当させていただいています。座談会で他のチームのマネジメントレイヤーの方と話をさせてもらうこともあり、情報交換の場にもなっていますね。

コンサルタントとして必要なIT知識が網羅できる|テックビズ独自の教材

——次に、「教材」について教えてください。
中島:コンサルタントやアシスタント向けの弊社独自のテキスト教材で、現在は約24コンテンツ、1コンテンツあたり約300ページあります。基本的にコンテンツとテストはセットになっており、コンサルタント、アシスタント全員に受けてもらっています。今後はテストに合格した人のみがコンサルタントとして活動できるように運用していく予定です。

——テックビズ独自の教材を作られたのには、どのような理由があるのでしょうか?
中島:そもそも教材が必要だと思ったのは、IT業界での経験の有無に関係なく、営業力のある人材を採用していたことが理由でした。どれだけ営業力があっても、IT業界に関する知識が乏しいままだと、思うような営業成績は残せないだろうという課題感を抱いていました。

そこからさまざまな教材を探したのですが、中々最適なコンテンツが見つけられませんでした。コンサルタントやアシスタントには必要のない技術寄りの内容の教材が多く、業界全体のことを広く浅く学べる教材はありませんでした。

そのような背景から、ITフリーランスと円滑にコミュニケーションがとれるようになるために必要な知識が得られる教材を独自に作ろうと思いました。

——どのようにして教材を作っていかれたんですか?

中島:成果を出しているコンサルタントやITリテラシーの高いコンサルタントに協力をしてもらって作成していきました。技術的な内容には寄りすぎず、かといって知らないとITフリーランスと話すときに困る情報は省かず、その絶妙なラインを相談しながら見極めていきました。現在も毎週ミーティングを行いながら、必要な情報を取捨選択して、教材の内容をブラッシュアップしています。

——中西さんは教材を使って勉強をされたわけですよね。
中西:そうですね。テキスト教材も読みましたし、テストも受けました。教材の内容は本当に分かりやすく、IT業界未経験のコンサルタントでも楽しみながら学ぶことが出来ます。
これまで深く理解できていなかった用語が何を意味しているか、そしてどのような場面で使われているか等の理解が深まりましたね。

そのおかげでITフリーランスの方々と面談を行う際にも話の引き出しが増え、会話がより弾むようになりました。ニーズをより的確に捉え、相手にとって良い提案が出来るようになったので、以前よりITフリーランスの方々からの信頼も得られているのではないかと思います。

——教材はかなりボリューミーで、読み応えがあるかと思います。
中西:確かに教材のボリュームは多く、テストもあるので、努力は必要です。
ただ、信頼獲得に直結するため、チャレンジしたこと以上にメリットを享受できており、とてもありがたいと感じています。

中島:成長するためには当然新しいことへの挑戦は必要不可欠です。取り組んだ分だけ成長できます。そのため、テックビズのメンバーには新しいことへの取り組みを成長の糧だと思って挑戦してもらいたい。VALUEのひとつである「Be a Challenger」には、そんな思いを込めています。

本来の目的を見失わないように|チームごとの色を反映したOJT

——次にOJTではどのようなことを行っているのか、教えてください。
中西:参画したばかりの新人コンサルタントには、まず先輩コンサルタントのアポイントに同席してもらいます。どの様にニーズを引き出しているのか、やり取りしているのかなどを直接見たり聞いたりし、学んでいただきます。

ある程度一連の流れを理解できたら、今度は新人コンサルタントにITフリーランスの方と話してもらいます。その際、先輩コンサルタントが同席しているので、アポイント終了後に良かった点、改善点をフィードバックしてもらい、次回に活かしてもらう。この繰り返しで、OJTを行っています。

クライアント企業とのアポイントについても同じような流れです。

——OJTを行う上で、大切にされていることはどのような点でしょうか?
中西:テックビズでは「人生を豊かにする新たな働き方の創造」をパーパスに掲げています。世の中のITフリーランスの働き方、ひいては人生をより良い方向へ導いていくことが我々コンサルタントが担う役割です。

そういった役割を常に意識するようにOJTでは指導しています。もちろん数値目標を達成することも大事です。しかし、数字だけに囚われてしまうと本来の目的を見失ってしまいます。

何故この数字を達成する必要があるのか、何が本来の目的なのか。そこは繰り返し伝えるようにしていて、メンバーが同じ方向を向いて働けるように意識しています。

——チームごとにOJTのやり方は違ってくるのでしょうか?
中島:中西さんがおっしゃってくださったアポイントへの同行は基本的にどのチームにもお願いしています。またロープレやメールのやり取り、システムの使い方などの指導も共通してお願いしていることです。

その様な最低限のルールだけは設けていますが、チーム運営をどのようにするのかはチームリーダーに任せています。それゆえに、チームごとに色があってとても面白いですね。

中西:私のチームはかなり自由ですね。必要な場面ではアシストに入りますが、自分で考える力を養って欲しいので、チームメンバーにはできるだけ裁量を持ってもらうようにしています。

中島:例えば、プライベートでも遊んだり、メンバー同士で一緒に住んでいたりするチームもありますし、一方で仕事とプライベートはきっちり分けているチームもあります。また住んでいる地域がバラバラで、基本的にリモートで運営しているところもありますね。

「コンサルタント/アシスタントアカデミー」のような場を作っているのは、横のつながりを作って、様々なチームを見てもらえるようにするという意図もあります。やはり個々人で合う合わないはあると思いますので、「コンサルタント/アシスタントアカデミー」のような機会を使って、自分に一番合うチームを見つけてもらえたら嬉しいですね。

世界で活躍するリーダーの育成を目指して|選抜されたコンサルタントのみが受講できるアカデミア

——お話を伺っていて、Off-JTとOJTをバランス良く実施されているように感じました。
中島:ここまでお話させていただいたコンサルタント向けの教育制度は、全コンサルタント、アシスタントを対象にしたものですが、選抜されたコンサルタントだけが受講できる「アカデミア」という研修もあります。基本的にはマネジメントレイヤーのコンサルタントが対象です。2018年から実施していて、毎年5名から10名ほどが受講しています。

——どのような目的で実施し、どのような内容を行っている研修なんですか?
中島:アカデミアを実施している目的は「世界で活躍できるリーダー」を育成することです。テックビズでは「働き方を変え、世界を変えていく」というスローガンを掲げています。このスローガンを達成するためには、会社を引っ張っててくれる経営人材を育成することが必須です。

そのためアカデミアでは、世界で活躍するような外部講師をお呼びしてお話を聞かせてもらったり、テックビズのパーパスやカルチャーをより深くインプットできるような場を設けたりしています。

いくつかのコースがあり、ひとつのコースが終了するまでに3年ほどかかります。

——3年続く研修はなかなかないですよね。中西さんはアカデミアの受講生でもあると思いますが、受講されてみて、どのような変化があったと感じていらっしゃいますか?
中西:これまで複数のコースを受講させていただいており、受講を開始して早くも4年以上になります。毎回学びが多く、受けるたびに自分自身の考え方・生き方がアップデートされています。
講座の目的である「世界で活躍するリーダー」に必要な素養を身に付けていけている実感があります。
内容が非常に濃いため、もちろん負荷がかかりますが、学べば学ぶほど自分の血肉になり成長できるのでとても楽しいですね。
通常では学ぶことができない内容かと思いますので、この様な貴重な機会を設けていただいていることにとても感謝しています。
今後も積極性を持って楽しみながら学んでいこうと思っています。

中島:積極性を持って臨めば、どんなチャレンジであっても楽しさに変換されますよね。そういったマインドセットで、成長してきた方をアカデミアの受講生として選抜しています。運営者ではありますが、講師の方はもちろん受講生も非常に優秀な方ばかりなので、いち受講生として毎回学ばせてもらっています。

——アカデミア以外にもマネジメントレイヤー向けの教育制度はあるのでしょうか?
中島:「GMP」という研修を2023年の4月から実施しています。アカデミアと両軸で行っていくことで、「働き方を変え、世界を変えていく」というスローガンの実現に、近づいていけると確信しています。

GMPについては後編の記事で詳しく紹介します。

おわりに

テックビズでは、バリューのひとつである「Be a Challenger」を体現するため、あらゆる雇用形態のメンバーに対して、独自の教育制度を実施しています。今後もより良いサービスが提供できるよう、今回ご紹介した教育制度をさらに充実させたり、新しい教育制度を導入したりしていく予定です。

次回の「TECHBIZ STYLE」お楽しみに!

また、会社についてより詳しく知りたい方は下記の採用ページをご覧いただき、カジュアルにお話しさせていただけると嬉しいです。
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