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【イベントレポート】エンジニアが持ちたい名刺を作ってみた。

小澤です。TechBowlを設立して1年4ヶ月。メンバーも増えてきた&オフィス移転も重なったので名刺を刷新しました。

いい感じの名刺作ってくれる人いないかな〜

・技術のサラダボウル(TechBowl)をうまく表現してほしい
・エンジニア同士が名刺交換する時もわいわい話せる感じにしたい
・なんか、こう、エンジニアっぽい、いい感じにしたいよね

ざ、雑。。。。。最初はこんな感じで始まりました。

「あ、、1人いますよ。めちゃくちゃおすすめが!」という弊社エンジニア大木のささやきが…!

というわけで速攻でお願いしてみました。

救世主現る。彼の名は「ブライアン」

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今回制作を全て引き受けてくれたブライアンさんに、制作過程のこだわりや、普段考えてることを根掘り葉掘り聞いてみました。ここからは当日聞いた話をそのまま掲載します。

大木 優の名刺へのこだわり

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Q:大木の個人名刺を過去に制作されたのがきっかけで、今回お願いさせていただいたわけですが、この名刺のこだわりはどのあたりですか?

A:優の「心の点の部分」をいい感じに表現できたので、名刺の下のデザインにそのまま持ってきました。「心を大事にしている」を表現しました。

Q:(弊社大木の)名刺を作った時はどんな感じでした?

A:まるっと丸投げでいい感じに作ってくれということだったんで、まず(自分で作っている)ヒアリングシートをベースに2時間くらい質問攻めしました。バー●ヤンでしたね(笑)。どういうものが好きか、デザイン的に好きなものをPinterestで見ながら進めて行った。もともと自分がストックしているデザインの中から好き/嫌いをひたすら2時間聞いていく感じですね。

Q:Tinderみたいな感じで好き嫌いを聞いていくの?

A:そう、これはいい!これはあまり好きじゃない。という感じで。ゆるキャラ好き。フォントはこっち、みたいな。Pinterestはどんどん階層を深堀できるんですよね。

Q:最終的にその好き嫌いをどういう風にデザインを集約するの?

A:もともと文字が好き。聞いていく中で「きっとゆるいのが好きなんだろうな〜」「暖色系が好きなんだろうな〜」と絞っていきます。

Q:ヒアリングシートはどういうものなんですか?

A:何回かやってるうちに、よく聞いてるものをまとめつつ、日々質問内容もブラッシュアップしている。「かわいいの作って!!」と言われても、その人の『かわいい』が何なんだろう?ハローキティ系?きゃりー系?人によって違うじゃないですか〜。クライアントさんもカッコいいのがほしいけど、どうかっこいいかを伝えるのは難しいはず。そこを引き出すのがデザインの仕事。僕が思うかっこいいをいろいろ見せて、選んでもらう。Pinterestでお互いの共通認識を作り、着地させる。そんな感じです。

ヒアリングシートを大公開

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複数パターンをあえて出し、「一緒に創ってる」感を出す。

Q:やってるうちにこっち(依頼している企業)の気分を載せてくれますよね。なんか悔しい(笑)デザインパターンも紙の種類も複数パターン出してくれたのは何故ですか?面倒じゃなかったですか?

A:最終的にデザインを決めるのはクライアントなので。自分はクライアントのわからないことをフォローするのが役割。比較した上で自分の意見を少しだけ言いますが(笑)自分も誰かに名刺を依頼したことがない。作ったことはないけど、作ってた。印刷会社に頼みながらこうやって選ぶんだな〜とかをやりながら学んでいきました。先輩もいなかったし、我流でやってきた。だからこそ、クライアントにとことんヒアリングした上で、パターンを複数だし、そこで色々コメントもらいながら修正して形にしていく過程が楽しいんです。今回はSlackですぐ(デザイン案を)送れて、すぐにレスが来たのでやりやすかったです。人によっては対面やメールになる。リアルタイムでの反応があるのは、やはりやりやすいですね。

Q:人の気持ちを理解して先回りする為に工夫してることは?

A:やっぱりヒアリングですね。いろんな職種がある。聞いてみると予想以上にアニメ好きとか。もっと詳しく知りたいと思って自分で調べたり、その業種のサイトをみて、こんな雰囲気の人が働いてるんだーをビジュアルにしてます。TechBowlは若いエンジニアを増やそう、エンジニアが集まる場というはっきりしたコンセプトがあるし、(自分もエンジニアとして)共通言語が多かったのでイメージしやすかったです。

そんなブライアン氏はデザインのイベントでもLT登壇してるぽい・・!!

エンジニアがテンション上がる感じの名刺を作りたい

Q:エンジニアがテンション上がる感じ!TechBowl=技術のサラダボウルで、U30のエンジニアがどんどん集まってくる、という雑なオリエンに対して、どういう風に考えたんですか・・・

A:小澤さんのテンション上がる感じとは?エンジニアとは?をひたすらヒアリングさせてもらいました。

Q:TechBowlのカラフルなロゴとTechTrainのクールなロゴのトーンをあわせるの難しくなかったですか?

A:初期提案では(TechBowlバージョンとTechTrainバージョンの)2パターンに分けて作ろうとしていましたが、最終的に1個にまとめることになりました。「TechTrainを(全面に)推す」というのが前提にあった上で、設立の経緯やサービスの経緯が聞けたので、割と出来上がりました。

「技術のサラダボウルか。技術系でサラダボウル的なライブラリ…ワードクラウド!!!」
が1番に思い浮かびました。ワードクラウドっていう膨大なテキストデータを投げると単語の出現頻度をデザインしてくれるのがあるんです。

「文字のデカさで自分の得意分野を表現し、勉強中のものを小出しにしてもおもしろいな〜。」
名刺の裏側みて、「おお!君、Firebase使えるの?!」みたいな話の広がりがイメージできた。

「エンジニアにとって色のパターンがきまってるもの…そうか!カラースキームか!!!」とピンときた。自分が使うエディタのカラースキームも好きでよくいじってた。カラフルに好みで選べるようにしようとぽちぽちやってるうちに、Webカラーパターンを調べ始める。そのうちに配色を見ながら、「これの配色パターン、カラースキーム!」と思ったんです(笑)

人気のカラースキムを8パターンくらいに絞りました。その中に(大木が好きな)One Darkもいれようかなと。名刺にカラースキームをいれると、いつも見ている黒い画面が名刺でも見れるわけだし、エンジニアは嬉しいだろうなーと。自分の名刺を見せながら、「これ、One Darkなんですよ!」と言えるようになると盛り上がるなぁと。主役はTechbowlであり、エンジニア。自分がエンジニアとして一番アガるカラースキームを名刺に込めた。それが今回のコンセプトに1番あうんじゃないかなと。

Q:最後にエンジニアを目指すU30にメッセージを

A:自分は軸はデザイナーだけど、今もコード書いてる。そこはなんか両方やりたいとかではなく、デザイナーという軸から1歩はみ出すと、「エンジニア楽しいな〜」と思うんです。デザイナーだけでこもってると感じれない世界。とりあえずチャレンジするというのは大事かも。「エンジニアだからデザインわからない!」でもいいけど、ちょっとした時に自分の知らない業種や職種、チャンスを、今ならネットで調べたら大体できる。普段と別のことに興味を持ってやってみることも大事。一緒にやるなかで、デザインだけでなくちょっとエンジニアのことも分かってると新しいコミュニケーションが生まれる。協業する時に互いの落とし所が分かったり、作るプロダクトのレベルが上がると思う。そこを大事にしてます。

話せば話すほど、誰もが虜になるであろうブライアンさん。趣味は洗濯らしいです。


TechTrainは有名企業のエンジニアから実務が学べるオンラインコミュニティです。最近はUI/UXに特化したメンターも在籍していますので、サービス開発に挑戦したいU30は是非使ってみてくださいね〜!

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ブライアンさん、ありがとうございました!!!!!





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