推し短歌

クイーンルージュ
バイオレットキング
ナガノパープル
シャインマスカット
あき来ぬブドウ

解説

秋の味覚と言えば、ブドウ。キノコ、栗、秋刀魚などさまざまですが、私はブドウです。「推し短歌」という企画。さまざまなブドウの品種が並ぶ直売所の風景は飽きがこないとともに、秋が来たと思わせる情景を一句で表現しました。

毎年、9月になると、中央本線、篠ノ井線を経由して山梨県、長野県の直売所に行きます。直売所へ行くと、新しい品種との出会い、おなじみの品種との再会が楽しみです。ブドウを見ると夏から秋への季節の移ろいを感じます。

毎年買う品種

種無し、皮ごと食べられる品種

特に、種無し皮ごと食べられる品種が好きです。手を汚さずに食べられ、茎部分しかゴミが出ないため、後処理も非常に楽です。

ブドウの個性が楽しい

ブドウ界で一番人気はシャインマスカットだと思います。ここ3年で、シャインマスカットから新しい品種が続々と誕生しています。次世代のシャインマスカットの出会い、食べ比べに没頭しています。

一方、今回の一句には載せてませんが、藤稔、巨峰など昔からある品種も好きです。

クインルージュ

長野県限定で生産されている品種。赤い見た目、皮と実の間から広がるシロップ。

シャインマスカット

パリッと弾ける皮とあふれ出す甘い蜜。山梨県、長野県の直売所では、1房1000円でお釣りがくることもあります。

ナガノパープル

ピオーネ、巨峰のような見た目。ほどよい甘さで、ジューシー。皮との一体感も感じられます。

バイオレットキング

赤と緑のまだら模様。リンゴに近い香りとシャキシャキ感。甘さだけではなくほのかな酸味も感じられます。ブドウではなく、リンゴを食べているかのよう。

おいしい食べ方

レストランやカフェに行くとブドウを使ったパフェもあります。しかし、洗ってそのまま食べるのが一番好きです。シンプルなほど、ブドウ自体の美味しさを味わえます。