見出し画像

プロ野球春期キャンプ前日に紹介したい!名護市街地さんぽ

結論

  • 名護市街地の入口にそびえる、大きな「ひんぷんガジュマル」がシンボル。

  • ランチは沖縄そばが特にオススメ。

  • 名護市公設市場で沖縄の食文化に触れたり、裏通りでコーヒーやパンもあり、一息つける。


毎年2月1日から始まるプロ野球の春季キャンプ。3月29日(金)の開幕戦に向けて、選手を鍛えてチームを作り上げます。2月のキャンプ、本拠地は寒い場所が多く、雪の積もる球場もあります。

そのため、本拠地を離れて温暖な宮崎県、沖縄県に分かれて春季キャンプは行われます。2023年は、宮崎県がプロ野球のキャンプ地に選ばれている理由について解説しました。

2024年は、日本ハムファイターズの一軍のキャンプ地のある名護市を訪れたときの話をします。名護市は沖縄本島北部の中心都市です。名護バスターミナルがあり、世界自然遺産に登録されたやんばる、美ら海水族館、今帰仁城跡などがある本部半島の移動の拠点にもなります。

名護市といえば、パイナップルパーク、ネオパーク沖縄、御菓子御殿といった観光地を浮かべる方が多いのではないでしょうか?地元の方の休日の過ごし方に近いことをしたかったので、昔から栄えている名護市役所周辺を訪れました。名護市は、那覇市から高速バスや路線バスで行くことができます。

タピックスタジアム名護(名護市市営球場)

美ら海水族館から名護市へ向かうバスに乗り、市街地に入ると、球場が見えます。タピックスタジアムジアムは、日本ハムファイターズの一軍のキャンプで使用する球場で、名護市最大の球場です。名護市の中心市街地の西、21世紀の森公園内にあり、浜辺に近いです。2017年に旧球場が解体され、2020年にリニューアルしました。日本ハムファイターズは名護市営球場を1978年から投手陣、1981年から全体キャンプに利用されています。

北海道日本ハムファイターズ1軍本拠地、エスコンフィールド北海道に行った話はこちらをお読みください。

ひんぷんガジュマル

名護市のシンボルのような存在で名護市街地の入口にあります。ガジュマルの木は、沖縄にとって神聖なる木です。特に、大きなガジュマルの木には、キジムナーという精霊が住んでいると信じられています。キジムナーは漁や農業出会って仲良くなると、家に幸せをもたらしてくれると言われています。

ひんぷんガジュマルは、高さ19m、幹回りが10m以上あり、沖縄本島有数の大きなガジュマルの木です。

「ひんぷん」という名称は、この木の根元に置かれた石碑「三府龍脈碑サンプリュウミャクヒ」の別名「ヒンプンシー」に由来しています。

三府龍脈碑は、「琉球王国の首都が首里から名護へ移される。」、「丘を切り開いて名護市北部の古我知と南部の屋部を運河で結ぶ」という噂を蔡温が鎮め、噂をつくった責任をとって建てられました。当時のヒンプンシーは、1945年の沖縄戦で破壊されました。現在のヒンプンシーは、1963年に再建されました。

名護市営市場

名護市営市場は、2階建てになっており、八百屋さん、肉屋さん、魚屋さん、惣菜屋さん、飲食店が集まっており、雑然とした雰囲気で、散策するだけで楽しいです。

市場で、はしごするだけで、沖縄の食を堪能できます。お肉屋さんでは、特に豚肉の部位が細かいです。ミミガーなど本土でなかなか見かけない部位もありました。沖縄県の豚肉文化についての記事は、近日公開します。鶏肉、牛肉も販売されていました。

八百屋さんでは、沖縄県産、九州地方で採れた野菜が中心で販売されていました。沖縄県産の野菜は、訪問時は旬のへちま、ゴーヤが販売されていました。フィリピンに近いためか、バナナは一房98円と本土の半額以下の安さでした。

魚屋では、沖縄県でとれたマグロが柵に分けられた状態(刺身に切り分けられる直前の状態)でズラリと並んでいました。訪問時は、キハダマグロがズラリと並んでおり、600円程度で格安でした。マグロだけではなく、ミーバイ(アオブダイ)、地ダコもありました。

惣菜店では、てんぷら、サーターアンダギー、ちんびんなど、沖縄ならではの料理がズラリと並んでいました。春雨サラダなど、トンカツ、エビフライなど、本土でも見られるお総菜も販売されていました。

名護市営市場のイメージ

沖縄の市場といえば、那覇市にある牧志公設市場のイメージが強かったです。しかし、地元の方に向けて販売されていることを学びました。

市場通り

名護市立公設市場の裏路地には、異空間が広がっていました。マカオを彷彿とさせるカラフル建物が並びます。

食パンに書かれた「とりこパン」の看板に惹かれて、1,2分迷った結果、黒糖メロンパンを買いました。500円のガチャガチャでオリジナルのキーホルダーも販売されていました。クッキー生地がサクサクでパンがフワフワでした。

隣のinno coffee shopでコーヒーを注文し、ベンチに座って一息つきました。アメリカーノコーヒーと沖縄のシークワーサーを合わせたオリジナルドリンクを飲みました。シークワーサーのさわやかな酸味、苦味とコーヒー特有の酸味、苦味が合わり、口に含んでいるときは、コーヒー、さわやかな後味と香りが最後に広がっていました。

ネコの保護施設もあり、保護された多くのネコが飼育されていました。日本全体でも問題になっている捨てネコの現状を知らせる施設でもありました。ネコの保護には、お金がかかるため、商店で

また名護市に立ち寄るときがあれば、行きたい商店街です。

沖縄そば

名護市も、那覇市のように沖縄そば専門店が多くありました。今回は、名護市立公設市場から北東へ徒歩5分ほどのところにある新山そばで食べました。新山そばは名護市の中でも有数の人気店。ガイドブックに掲載されたり、多くの芸能人も訪れ、多くのサインも展示されていました。

新山そばが平打ち麺の発祥で、那覇より太い麺でした。ちなみに、ソーキという骨付き豚あばら肉を甘辛く煮込んだものを乗せたソーキそばは、同じ名護市にある我部祖河食堂そばが発祥です。

沖縄県で煮込まれる豚の部位を全て食べられる新山そばを注文しました。沖縄そばにはコーレーグースが必須。タラっと1~2mL程度加えるだけで、深い味わいに変わります。入れすぎると、島唐辛子の辛味が強く、スープの味が失われ、辛いだけの食べ物になってしまいますし、小さじ2杯(辛すぎて飲めないはず)を超えて飲んでしまうと、酒気帯び運転に引っかかる可能性もありますのでご注意ください。

沖縄そばについて、こちらの記事をお読みください。

名護市の中心市街地を初めて訪れて、栄えていました。美ら海水族館、今帰仁城跡など本部半島の観光、日本ハムファイターズのキャンプを観たあとに、名護市の市街地に寄ってみてください。

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

野球が好き

よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、よりよい記事の作成、クリエイター支援などnoteのクリエイター活動に利用させていただきます!