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2023年、スケジュール管理をデジタルに移行する宣言

2023年があけました。

2022年は私にとって、「スケジュールが破綻した」「時間に支配された」1年でした。

年間講座・講演数が80を超えているのにも関わらず(せいぜい50くらいだと思っていた)、原稿執筆、編集実務、MTGに管理業務、さらに学童役員業務やらで、どう考えてもキャパオーバーなのにコントロールできなかった自分が悪いとしか言いようがないんですが、冷静に立ち止まることすらできなかったようです。

そんな年末、12/29にargの岡本 真さんによるチャリティー企画「【年末チャリティー企画】arg式GoogleカレンダーによるTODO&スケジュールのマネジメントセミナー」に参加しました。今まさに自分が必要としている内容だったので、乾いた喉に染み渡るアクエリアスのような効用で、「ああ、変わらなきゃな」と思わされたんでした。

公共施設提案の会社を経営しながら、年10〜20本書き物をして、週1ペースで講演して、2年に1冊本を出す、そんな多忙な岡本さんだけど「睡眠時間を削らない」「見に行きたい展示には足を運ぶ」ができているそうです。その秘訣は「物事を先送りにしない」「今やることは今やる」を徹底しているからだと言います。

「ギリギリまで先送りするなんて弱者の言い訳」

「先送りはより弱い立場の人へのひずみを生む」

「前倒しでやれないのは仕事が多すぎるから」

「仕事では、遅さが次の人を苦しめる」

「早い、というよりはスケジュールを守る」

どれも今の私にはグサグサ刺さります。

多くのスケジュール帳は「会議」など、人に会う予定しか入れていないけれど、ワークにおける「作業」時間が考慮されていないから、そこでパンパンになってしまい、不可測な仕事が横から入ってきた時に全てが圧迫され、あふれてしまう。特に子育てしながら仕事をしていると、仕事だけでなく子どもの発熱やら通院やら何やらが入ってきます。そのバッファが具体的に可視化されていないから、スケジュールが簡単に破綻してしまう。

なので【作業】をスケジュールに組み込み、さらに30分単位で要素分解して、不測の仕事や用事が入った時にスライドしていける場所をつくっていく、というのです。

「小さなスロットに仕事を切り分けるために、やることを具体化する」「思考する作業と手を動かす作業は異なる」ことを認識できれば、ダラダラとスマホやSNSに時間を奪われることもなくなるはずです。

こうして仕事の要素分解をして、予定が変わった時には仕事のスロットを実態に合わせて組み替えていくと、結果それが「予実管理」になり、業務管理の記録にもなるというわけです。どの仕事に自分のリソースをどれだけ注いだのかも把握できるようになります。

今年、森ノオトのスタッフは本当に仕事をがんばりました。組織として複数のチームが動くようになり、その中でもマネジメントが発生しています。
今後森ノオトでも、スタッフをオーバーワークから守る上でも、それぞれの労務時間の枠の中で仕事があふれないようにしなければならない。私自身がオーバーワークの典型なので、それを私自身が脱却することが先決です。

自分自身が時間に支配されるんじゃなくて、自分がスケジュールを支配して、スケジュールに追い回されなくなること。それが自分の時間を大切にすること=自分自身を大切にすること、自分の周りの人を大切にすることにつながるんだなと、身に沁みました。

​今の自分の状態がマズイとはわかっていても、どうにも止められずにスケジュールとタスクに流されてしまっていた。頭(思考)と体(行動)の不一致が辛くて仕方なかったです、正直。

「本気でこれを実践したいと思ったら、紙のスケジュール帳は捨ててください」

と、岡本さんにバッサリ言われました。情報が一元化できていないからダブルブッキングが発生するんです、と。うん、今年、何度か発生しました。もう限界が来てしまっていて、マインドだけではどうにもならないから、システムを変えていくのは当然ですね。

手帳と一緒に歩んできた人生と言ってもいいほど手帳大好き人間なんだけど……、私。でも今年、スケジュールが破綻して本当に苦しかったので、来年は「WORK」と手帳を切り離して、Googleカレンダーにて一元管理としてやってみます。そのくらいの劇薬がないと今の私にはダメみたい。

岡本さんからの年末スペシャルギフト、本当にありがとうございました。内容に大満足で、あとは実践のみです。岡本さんのご友人である鎌倉幸子さんの立ち上げた企画への賛同を募っているそうです。シェア。

・「じょっぱり-看護の人花田ミキ」 協賛パートナー募集

(最後に……自分のアイデンティティそのものみたいな存在の手帳、「LIFE」では残します、人生のバッファとして。本はどうしてもデジタルで読めないアナログさが自分の体に残っているので)


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