今日の曲 Bank Band『カルアミルク』

午後、冷えた空気が見えるような、冬晴れの街中を、車で流している時、ふと聞きたくなりました。

Bank Bandメンバーの豪華さに惹かれ『沿志奏逢』を発売当時に即買い、カルアミルク、トーキョー シティ ヒエラルキーを、よく聞いてました。カルアミルクにおいては、イントロのピアノフレーズが印象的で、イントロだけ耳コピして、まねしていました。

当時は、岡村靖幸さんをよく知らず、カルアミルクもBank Bandで知りました。その結果、桜井さんの歌声やアコースティックの透明感ある曲調でカルアミルクのイメージが固定され、それをそのまま、カルアミルクを作った岡村靖幸さんのイメージとして記憶してしまいました。

その後、友人から岡村さんの話を聞いたり、自分でも岡村さんの曲を聞き出すと「あれ?ん?」と自分の持つ印象とのギャップに混乱気味に。そのせいか、岡村さんには“得体の知れない人に感じる神性に似た不思議な感覚“を、いまだに持ってます。

また、当時はお酒も始めたばかりで、そもそも“カルアミルク“が、どういうお酒か知りませんでした。なので、飲み会でカルアミルクを試しに注文したら、女性に「ずいぶんかわいいのたのむんだね」と驚かれ、「え?そうなの?男が頼むの変なの?」と、恥ずかしくなったのを覚えています。

今となっては、あの頃の思い出を、懐かしむ曲になってしまいました。でも、当時の私にとっては、都会のおしゃれな大人の雰囲気を、一流アーティストたちの演奏で贅沢に味わえる、憧れの曲だったんだと思います。






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