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ワインの道への始まり

皆さま、はじめまして。
このNoteでは私のこれまでの経験をもとに、ワイン初心者~中級者の方の一助となるような記事を買いていきたいと思っています。それに先立って、簡単に私の自己紹介と何故ワインを勉強するようになったのかを書いてみます。


ワインを好きになったきっかけ

元々、ワインという飲み物には良いイメージがありませんでした。苦い、酸っぱい、どれが美味しいのかよく分からない等、ワインを飲んだ人なら誰しもが思ったことがあるかと思います。私もその例外ではなく大学生の時に一気飲みをする為のアルコールの1つぐらいにしか思っておらず、どちらかと言うと嫌いなお酒の1つでした。
それが社会人になり、お客様を接待するような商社という仕事を始め、国内外のお客様と会食に行く機会が増え、先輩から「お前、ワイン頼んでおいて」と言われる事が。この頃から徐々に「仕事の為に」という目的でワインに興味を持つようになりました。
そして海外駐在に行く機会があり、そこで出逢った先輩がたまたまワイン通だった事がきっかけでワインの道を追求する事になりました。この時もまだワインが好きと言えるほどワインに対してポジティブな印象は抱いてなかったのですが、そういう私を見て先輩が自宅に招いて最初に開けてくれたのが写真にあるKungfu Girlです。
これは米国ワシントン州のリースリングですが、今までに味わった事が無かったリンゴや白桃のような甘酸っぱい果実味と華やかなフローラルの香りに感動したのを今でも覚えています。この一杯から「今まで飲んできたワインと何故違うのか」「リースリングって何だろう」など様々な疑問が浮かび上がり、そこからJSA対策用ワインテキストを購入して勉強を始めました。
最初はワインエキスパートの資格を取るつもりなど無く、仕事やプライベートで困らない程度の知識を身に付けようと軽い気持ちで購入したテキストブックでした。それが読んでいる内にワインの世界の奥深さや大学受験で勉強した知識が活かせることに気付き(河や海流、山脈、気候の名前など)、どうせならワインエキスパートの資格を取ろうと決意するに至りました。

資格勉強

JSAワインエキスパートの1次試験は独学で対策、2次試験だけ都内のスクールの講座を受講、そして2017年にワインエキスパートの資格を取得しました。独学と言うと少し誤解を与えてしまうかもしれませんが、相当に体系的に学習したと自負しています。実際の試験でも1次試験は95%以上の正答率でした(自己採点ベース)。もし需要があれば、ワインエキスパートの勉強の仕方もご説明したいと思います。

そして、ワインエキスパート資格を取得後も都内のワインスクールに通って主にテイスティングの研鑽を積んでいましたが、再び海外駐在の機会が訪れてアメリカに行く事になり、せっかく始めたワインの勉強を止めるのは勿体ないと思い、アメリカでも街に唯一あったワインスクールで勉強をしてみる事に。
当然ながら英語で海外のワイン資格の講座しかないので、恐る恐る簡単な講座から受講。最初はWSET Level 2、次にWSET Level 3、そして次は特定の国のワインを勉強すべくWine Scholar GuildのItalian Wine Scholar、Spanish Wine Scholarを取得。同時にアメリカ各地のワイン産地も訪問。オレゴン州Willamet Valleyやカリフォルニア州Napa Valley、テキサス州Texas High Plains、ニューヨーク州Finger Lakesなど。

こうしたワインの資格勉強や実際にワイン産地を訪問して自ら感じ取った経験は、自分自身のWine Tasting Manualに纏めてきました。ワインエキスパートに合格する為の言わば「テクニック」を纏めたノートがWine Tasting Manualの始まりだったのですが(例えば、白ワインは統計的に"爽やかな酸"が多い、赤ワインのアルコール度数は"13.5%"が多い、等)、ワインエキスパート合格後はテイスティングやワイン全般の極意を纏めたものに昇華していきました。テイスティングの仕方だけでなく、個々の品種の特徴や産地個性、足を運んだワイン産地の特徴、ワインの芳香成分の正体など。今ではWordで400枚以上のWine Tasting Manualになっており、進化の途中ではありながらも我ながら大作になっています。

Noteを始めたきっかけと目的

そんなWine Tasting Manualは今日も進化をし続けているのですが、「そんなに詳しいんだったらNoteでもやってみたら?」と言われたのがきっかけ。ワインを勉強し始めた方、ソムリエ/ワインエキスパート合格後も勉強を続けている方、様々な方がいらっしゃると思いますが、必ず共通して疑問に思うことはあると思います。例えば「ミネラル感って結局何?」とか。

上記の通り幾つかワインの資格を取得しており、今でもWSET Level 4の勉強を続けている身です。また、私はワイン関連の仕事をしている訳でもなく、スタートは皆さんと同じくゼロから勉強した身です。このNoteではそんなワインを勉強している人が誰しも思うであろう疑問のヒントになるような内容を分かりやすく書いていきたいと思っております。

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