絵本紹介 - 月と星にまつわるお話、「きょうはそらにまるいつき」「星につたえて」
中秋の名月を迎え、夜空を眺めるのによい季節になったということで、月と星を題材にした絵本を2冊ご紹介したいと思います。
バレエ帰りの女の子が、夕食のかたづけをするおじいさんとおばあさんが、乳母車のなかからあかちゃんが、空に浮かんだまるい月を眺めます。
様々な場所で、様々な人々、様々な動物たちが月を眺めます。
僕もよくベランダで月を眺めますが、そんなとき、この絵本のように、僕とおんなじようにいろんな場所でいろんな人々や動物たちが月を眺めているんだと想うとなんだかほんわかした気持ちになります。
荒井良二さんの絵も素敵で想像力を楽しく膨らませてくれます。
まだ地球には一匹のくらげしか生き物がいなかったころ。
くらげは明るく輝く一つの星に出逢います。
くらげはこの星と楽しくお話をしますが、空が明るくなり、やがてこの星とはお別れとなります。
くらげがこの星に伝えようとして伝えられなかった大事な言葉。
この言葉はいろんな生き物に語り継がれていきます。
最後にそのメッセージの中身がわかりますが、とてもシンプルですが、とても心にぐっとくるメッセージです。
長い長い時の流れ、そしてその長い時を超えた大事な大事な一つのメッセージ。
読んだあとにもとても印象に残る絵本です。
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