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雨降りよん

今まで触れてきた方言の中で音としてもっとも好きな表現。

「雨降りよん」

私は大学入学を機に九州に移住するまで、群馬→東京→千葉というようにずっと関東圏で暮らしていたため方言をもっていません

群馬の方言(あくまで私が住んでいた地域)は「ん」と「さぁ」が強調されるくらいで東京と大して変わらないのです(と群馬県民は語ります)。

東京流 
「昨日は何してたの?-買い物に行ってたよー」
群馬流 
「昨日何してたん?-買い物に行ってたんさぁ〜」

どうでしょう。

本題の「雨降りよん」について

これは、私のプロフィール写真になっているパートナーが雨の日によく使う言葉。「雨降りよる」とも言い、「よる」は現在進行形を表すそうです。つまり、(今)雨が降ってるねーというような意味になります。例えば、彼女は雨の日によくこんなことを言います。

外へ出た時に
「あ〜。雨降りよん。」
離れた場所にいる相手に天気をたずねるとき
「〇〇は雨降りよんの〜?」

(...可愛い!)

「雨降ってるねー」よりも「雨降りよん」の方はどこか「諦め」のようなもの、ただ雨が降っているということを表すだけでなく「自分にはどうすることもできない」といったニュアンスが含まれているように感じてどこか愛おしいのです。

#方言 #エッセイ #大学生





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