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落ちこぼれの中卒フリーターとトップアイドルとの出会い4章 Part12 最終回Part13


飛鳥と家政婦岡田を乗せた黄色のタクシーは予想していたよりも


道の方が空いていたので、予定していた時間よりも早く病院に着くことができた


キィーーー(車のブレーキ音)


目の前に麻衣美のマネージャーが慌てた様子で立っていた


マネージャー「飛鳥さん!こっち、こっち!」


飛鳥「お母さんの容態は!!」


マネージャー「今はとりあえず落ち着いていますけど、これからまたどうなるか…」


飛鳥「お母さん…グスン」


急いで麻衣美のいる病室へ向かう飛鳥とマネージャー


飛鳥「105号室…あったここだ!」


ガラガラ(ドアを開ける音)


飛鳥「お母さん!!」


麻衣美「飛鳥ごめんね、心配かけて…」


飛鳥「いいよ…体調の方は?」


麻衣美「今は大丈夫、ちょっと疲れが出たみたい…」


その後、どのくらいの時間が経過したのか、いろいろなことについて話し合った二人


まるで最後の時を過ごすかのように優しくもあり悲しくもある空間がそこにはあった


飛鳥「お母さん、大丈夫そうだから私、行くね」


麻衣美「ごめん飛鳥、お母さん少し安静にしていれば大丈夫だから」


飛鳥「それじゃあ」


麻衣美「ありがとうね、飛鳥」


飛鳥はイスから立ち上がり帰ろうとドアに手をかけた


その時!!

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