恋愛物語

暗い海に触れて①

「あの、もういいですか...?」
アンティークな雰囲気のお洒落な喫茶店で、僕の顔を悲しそうに見つめるカウンセラーの前田和樹(まえだ かずき)さんにそう言った。僕は未だにわからない、なんで僕がカウンセリングなんか受けてるんだ。僕は正常だ、少なくとも僕の中では。
「あぁ、ごめんね優仁くん。また僕と会ってくれないか?」
「はぁ、いいですけど...」
前田さんと会うのはもうこれで2回目だった。ただただ質問

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次もお楽しみに!
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