メインで使っているメディアはFBなのですが、もう少し広めようと思いnoteをはじめました。

FBで書いたことをnoteでも公開してあわよくば稼げればとも思っています。

最近コーポレートデザインについて会話をする機会があったので、備忘録的に自分の考えをまとめます。
コーポレートデザインにおいてトップにある概念は、
- Mission
- Vision
- Value
を定めることだと考えています。
採用・広報も全てこの概念を元に意思決定をします。

その中で今回はValueについてまとめたいと思います。
「Value = 行動指針」として、
それが効果を発揮した事例を説明します。

ここで突然、歴史の話になりますが、
歴史上、行動指針が有名な組織は「新撰組」です。
それを「局中法度」と呼び、破った場合は死をもって償うという掟を作っております。
元来、尊皇攘夷派として京に上り、計画が崩れて幕府雇われになるという経緯からミッション・ビジョンに対する考え方は強い組織ではありません。
しかし、維新派の驚異になる組織となったのはなぜか。
それは先の「局中法度」が理由です。
隊員を局中法度で縛り、厳しく行動を統一したことで強い組織となっていきます。
もし、ビジョンがあれば維新はより遅れていたかもしれません。

とまぁ本当はなぜ重要かまでも説明したかったのですが、
新撰組マニアっぷりが止まらなくなりそうなので、事例紹介だけに留めておきます。

もちろん
- Mission
- Vison
に連結したValueがあるべきだと思いますが、
個人的にはValueは独立して考えてもいいかなと考えています。

というわけで自分が定めたValueについて説明をしていきたいと思います。

1. Technology 1st, User 2nd, Profit 3rd.
これはビジネス設計を考える上で重要な概念として定義しました。
理屈としては、意思決定の優先順位をそれにするというよりは、
ビジネスの作り方の発想としての優先順位を示しています。
自分の中で下記の公式があり、
Profit = α x asset
という式があります。つまり如何にして資産を有効活用して利益を出すかがビジネスにおけるポイントで、
その優先順位が、Technology、Userという順番であるということです。
もちろん思想によって逆になる人やそれ以外の資産を考える人もいるかと思いますが、
うちの会社はこの優先順位が基本となります。

2. Think more, Work less.
これは働き方を考える上で重要な概念として定義しています。
昨今の働き方改革に乗っかっているわけではないですが、
とにかく長時間労働してもいいことはないと思っております。
しかし、
成果 = β x 労働時間
になるのは至極当然で、労働時間を増やすことで成果をあげるという発想になりがちです。
そこで、うちでは労働時間を増やすことで成果をあげるのではなく、変数 βを増やすことで成果を上げられるような行動を目指すことにしました。
なるべく効率を上げるために考え、労働時間を減らす。
余った時間で資産を作っていく。
労働時間を減らすことと、βを大きくすることは正の相関にあります。

3. 90% Data Driven, 10% Sensitivity Driven.
これは改善するための行動指針として定義しています。
基本的に改善はデータに基づいて分析し、行動します。
しかし、これまでの経験から100%データに頼った行動のみだと大きな改善は見られないと考えています。
それは時代の流れは確実に非線形・非連続で進んでいるからです。
データだけの改善だと漸近線がすぐに見えてしまい、どうせここまでだろうというような発想になります。
それを非線形的に成長させるためには時に感覚に頼るというのも重要だと考えました。
しかし、感覚のみで行動することは当然ダメです。(説明不要)
なので10%くらいは感覚に頼って改善をするという意味を込めました。
繰り返し、感覚と言っていますが結局は経験に基づいているものであるので、
その場合は正しいことが多いからです。
例えばマークシートで最初に思った回答が当たっているケースがあるとして、それはこれまでのパターンから導き出しているからという考えもあります。
個人的には今後この10%の部分はAIが行うことだと考えています。
AIはどちらかというとデータに基づいた意思決定が得意と思われがちですが、
それはその通り。
しかし、試行回数を数兆オーダーで行えるAIは何度も未来を繰り返すという経験を持てます。
それがいつしか感覚の部分をカバーするだろうと考えています。
なので10%の感覚も結局はデータに基づいたものになるということですが。

というわけでうちの会社ではこれらの行動指針を作り実践していきます。
これらが連動して倍々の効果を発揮させられるようにしていきますが、
それらが成り立つために徐々に作り変えることもあるかと思いますが、一旦はこれで進めていきます。

さて、突然ですが、最近かなり業務が増えているので、
メンバーを募集したいと思っています。
もし、上記行動指針のもと、ビジネスをしてみたいという方がいましたら是非ご連絡を！

https://teit-inc.com/