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NovelJam参加してきた記の7

編集者向け講演は90分ほどで終わり、席を立つと、後ろで小さな歓声があがった。表紙を担当する5名(デザイナー、イラストレーター)がそこにはいて、1枚の水彩画を囲んでいる。この場の様子を90分ほどで描いてしまった人がいたらしい。有田満弘さんというその方は『ポケモンカードゲーム』とか『ファイナルファンタジー XI』の公式サイトイラストを手がけておられるすごい人で、ぼくは初対面だったのだけど、たしかにその水彩画はすごかった。(→こちらのツイートで見られます。)

でもそれ以上にすごかったのは、ここからNovelJamが終了するまでの約30時間、「絵を描いている」または「絵の話をしている」以外のことをする有田さんの姿をまったく見なかったという事実で、こういう人には勝てる気がまったくしない。まったくすげえぞというか、こういうステキすぎる方を含む経験豊富な表紙チーム5名が全員ボランティアで参加しているとか頭おかしくて大好きだなって思った。7階に戻るエレベータで「8000円でこのメンバーに表紙つくってもらえるとかありえないね」といったら、表紙チームの誰かがうなずいた。続けて「8000円払って普段の仕事と同じことやろうとしてる自分らも大概だよ」と自分の心のなかでうなずきながらつぶやいた。会場に戻ると立派なお弁当が届いていた。1つもらって席に着く。まだ創作は始まらない。

NovelJam(公式サイト) http://noveljam.strikingly.com/

(つづく カバーイラストふじさいっさ)

(追記)前回「記の6」で触れた「イベントプロディーサー」が先日めでたく修正されたようです。記念に当時のスクリーンショットを置いておきます。

注:この連載記事は、古田靖の記憶に基いて書かれています。現実とは異なる部分があるかもしれませんが、古田の脳内現実ということでご容赦ください。

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古田靖

文章書き屋。電子雑誌トルタルもやってます。ビールが大好き。近著は「奇跡の六番勝負 サラリーマンがプロ棋士になった日」(河出文庫)です、よろしくお願いします。amazon著者ページ http://ow.ly/dSDbC

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