3.診察室に辿りつかない
本来ならば、もっとはやく病院にくるべきだった。
自閉症スペクトラムや、発達障害を調べるテストを何種類も受けさせられた。
今の私はHPが7しかない。つらい。
家庭環境や人生の生い立ちも詳しく聞かれる。
両親は仲が良くなかったので話したくなかった。
親の仲が悪かった事は一人っ子の私にとってトップシークレットだった。悲しすぎて誰にも話せない。
『答えたくない』と伝えても若い男性心理士さんは許してくれない。
最終的に耐えきれなくなって二人とも死んだと嘘をついて、無理やり解決した。
( この嘘は本当に良くないが、緊急事態だったので許してほしい)
1時間以上徹底的に調べられやっと解放された。
いよいよHPは瀕死状態になり、ぐったり待合室の椅子に座っていたら、簡単なアンケートみたいな物だからとまた何かを渡してきた。しかも2種類。
ほんと、もう具合悪くて、無理、、なんですが、、、
と優しさに訴えたところ、温情により1種類でゆるされた。
小さな枠にチェックマークを入れる力がもう無くて、大きな斜線を一生懸命引いた覚えがある。
出来上がりは見たくなかった
完全にヤバい奴が書いた何かだった。
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