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徒歩日本縦断《京都➡島根編》4日目 『七竜峠』丹後松島➡久美浜

この日は再びきつい峠『七竜峠』を越え、久美浜へ向かう。

寒い目覚め。
ぺたんこに劣化したマットは固く冷たい。
カイロを使いきり、肩と足が硬直。

ガスも切れているので、
あたたかい物は食べられない。
出発すると自販機があり、コーヒーで温まる。

屋根の上に猿。

屏風岩。
1500万年前のマグマによって形成されたらしい。
昔はもっと大きくて屏風ぽかったのかもしれない。

奇妙なカカシ群。
服の具合を見るに新しめ?
雨の日もたっていたのだろう。

道の駅。
あたたかい物が食べたいが、まだ開いてない。
自販機ですこし温まる。

日差しがすこし温い。

青森から履いていたニューバランスN990は穴が開いていたので、
雨対策に新しいスニーカーを履いてきた。
まだ裏が削れていない。

新調したキャリーカートのタイヤはすでに溝が削れていた。
ゴムだが中に空気は無いのでパンクの心配がないのがいい。

あれが立岩らしい。
伝説では鬼が閉じ込められているとか。

すこし綺麗にされている祠。
なにやらライトアップできるらしい。

浜辺はすこしリゾート開発されているのか、整備された綺麗な道を歩く。

あたたかい物が食べたいが営業していない。

漁港。

すこし丘の上のスーパーを見つける。
9:00オープンかと思ったら
9:30オープンで店の前で待つ。

待っているとおじさんが話しかけてきて、
旅の事をあれこれ話す。
どうやら、お墓参りに大阪からきているらしい。

開店したスーパーで買えなかったものを買いこむ。
ここでガスとカイロも買えたので一安心。
弁当に鳥の揚げ物をレンジでチンして、
ようやく温かい食事にありつく。

飲食禁止なので、行儀悪いが歩きながら食べたら手がベタベタに。

トンビが頭上近くに羽ばたき、手羽先の骨を狙いにくる。

小さいが岩の上に釣り人。

ここにもカカシ。
虫網が飛ばされてないところをみると新しいのか?

細長い石のお地蔵さん。

対岸に見えている所を歩いてきたと思うと実感が湧かない。
今日はこれから倍以上歩く。

軽トラックから「乗せてやろうか?」と声かけてもらう。
歩き旅という事を伝えると
「この辺コロコロ天気変わるから気を付けて」
と教えてもらう。
確かに天気変わりやすかった。

あそび!

椿が綺麗に咲いている。

自販機でエナドリを買ってしまう。
スーパーだと大きいサイズなのに自販機だと細くて高い。
なぜ?しかもこの後さらに小さくなった。

今日だけで自販機5回も使っている。
節約しないと。

デイリーヤマザキでスーパーで買いそびれたものを買い足す。

カラフルなお地蔵さん。

峠に入っていく。
パタリと交通量が減る。
地図で見ても険しそうなので、すこし気合いを入れる。

予想通り、いや予想以上にきつい峠。
カートがあるから坂道で休めず、
ひいている手の握力がもたず、
右手、左手にと交互に持ち帰る。

もはや読めない。

日本中央標準時子牛線最北端の塔
と書かれている。

歩いてきた道。
この日、一番奥の島の近くから歩いてきた。

これから歩く先。険しい。

こんなところに民家が。
どんな感じで住み始めて家を建てるのだろうか?

静御前の神社らしい。
日本縦断していると義経伝説の土地が多すぎて、だんだん眉唾になってくる。

コケが綺麗。

だれもいない峠道をひたすら歩く。
丁度、カートがスーパーで買いこんでしまって重くなり、しんどい。

謎空間。
この石畳、そうとう大変だったのでは?

七竜伝説。

都市伝説でもそうなんだけど、
目撃した人がいない、死んだ人の死因は誰がどう知ったの?問題が拭えない。
行方不明とか死体が残らない伝承は、なんで死ぬ前の描写があるの?ってなってしまう。
まぁ、こんな事言ってると祟られる。
でもホモサピエンスは見てもいない”虚構”を信じられる脳のお陰で危険回避してきた。と思えば伝説も合理的。

頂上付近で昼食。
おにぎりを食べる。
風呂に入っていないからか頭がかゆく、
おしぼりで頭を拭いて汚れを取る。
調べたら下山した先に温泉があるらしい。

下りが続く。
のぼりより楽でもあるが、
膝の負担は下りの方がしんどい。
カートを制御しつつ、ズシズシと重さを感じながら下っていく。

ゴミが少ないと思ったが、ボランティアのお陰らしい。
日本縦断してきて珍しいといえば珍しい。
ありがたい。

崖に道がある。好奇心はそそられるが行く気力は無い。

向かいの崖の道に通じる入り口。
入り口からしんどそうで試されてる。
もちろん行かない。

だいぶ下山してきた。

街並みが懐かしく恋しい。
あの見えている浜辺の奥へ歩く。

マンホール。

雲がフグにも見える。

峠で楽しみにしていた温泉。
定休日!くそう!

丹後自慢ポスター。

久美浜湾

丁度夕暮れ時で見とれる。

日没。
宿泊予約とれず、まだ野営場所を決めていないので焦る。

宿場町が並ぶ。
いくつか安い宿場に予約を試みたものの厳しく、断念。
夕飯の美味しそうな匂いが立ち込め、羨ましい気持ちを堪える。

道行く子供たちが挨拶をくれて励まされる。

ボロボロの自販機。

やはり、私有地ではない浜辺に頼ってしまう。

屋根のある場所を見つけ、夕飯をとらせてもらう。
ギョニソをメインにタンパク質をとる。
野営地は別場所。
充電バッテリーが残り厳しくなってきていた。

テントを広げると、テント、寝袋、断熱銀フィルム、全て濡れたままだった。

だいぶ疲れていたので18:00には寝袋に入った。

深夜にテントの外へでると、星空が輝き、ひときわ星の光が強く感じられた。

この日歩いた距離 35km

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