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日本縦断歩き旅《富山➡能登半島一周➡京都編》11日目『能登半島の終わり』富来⇒羽咋

夜明け前に目覚める。
テントから出て、靴を履こうと足を中に入れる。
足に変な感触。

中にコオロギがいた。

わぁ!っと思わず声がでた。
カァー!
カラスが鳴き。
笑われてムッとしたが、なんだかカラスのタイミングが絶妙で、
おもわず俺も笑った。

近くにコンビニがあるので朝食に立ち寄る。
体格のいい店員さんが快活に朝の客をさばいていく。
からあげが無いか聞いたが、これからあげるところらしい。
今からあげるか聞かれたが、時間がかかるかもしれないので断ってコーヒーを飲む。
テント内は夜から冷えて、体が冷えていたので温かいコーヒーが沁みる。

充電もさせてもらい、
明日、金沢のカプセルホテルの予約を取る。
今夜の分は取れずネカフェにしようかと思う。

歩いてきた能登半島を振り返る。

道が穏やかで歩きやすい。

はたご岩

かなり見えにくかったが、夫婦岩があった。

寄り道に能登金剛を立ち寄る。
荷物は重いのでおいていく。

右下の洞窟の中に入った。
中はすずしく、地面は濡れていた

原発前を通る。
でかい!
セキュリティの車が何度か通る。

近くに民家はほとんど見られなかったが、
通りから離れたところに一軒あり原発反対の看板があった。
関東の人間からしたら原発動かして電気代安くしてほしい人が多いが、
地元の人は最近地震も多いし、難しいところなのかもしれない。

遠くに原発近く特有の巨大公共施設、花のミュージアムたるものが見える。
営業しているのかわからない程、人けが無い。

日差しが強く、喉が渇く。

原発近くは自販機や商店なく。
すこし歩いたところの商店でアイスコーヒーを飲む。
このアイスコーヒーでカバンのナッツを全部食べる。
これで携帯食料なし。

この日は日差しが強いのに、
半袖で歩いている。
長袖は汗を吸い過ぎて洗濯しないと着る気になれない状態だった。

ワゴン車がとおり、
中に乗っていた子供から応援貰う。

携帯食料もなくなり、とにかく腹が減っていたが、
ようやくお店を見つける。

油そば屋に入る。
窓が無くて店内見えず、入るのに勇気がいる。
しかし、腹が減っていた。

酢を入れる油そばらしい。
意外と健康志向みたい。
油そばはあまり好きではないが、
食べ終わると油で胃もたれする事もなく、
そして後味がとても良かった記憶がある。

ラーメン屋からすぐ隣に小道があり、
自転車道らしく、誰も通ってなかったが行くことにする。

自転車道は車がいないので快適だったが、
水をほとんど持っていなかった。
炎天下、水補給できなかったのが辛かった。


真昼間、2時間歩き続けてようやく自販機見つけた。
生き返る!!

飲んでいると猫発見!

猫も暑かったのだろか。

廃校。芝を見るに定期的に手入れされているのだろう。

今日の目的地羽咋駅の看板。
車がいない道は本当に助かる。

国道沿いをうたいながら歩く。

道路下のトンネル。
こういう所で野宿できるだろうか?とかよく考える。
ただ、たまにいる歩行者がきたら気まずい。

自動車学校

この後、近くにスパ施設「ユーフォリア千里浜」があり、立ち寄る。

中は広く、
浴場にはいると、洗い場が埋まるほど混んでいた。
この日は日曜、親子連れも多かった。

サウナはレビューでは狭いと書いてあったが、
充分広く感じた。
ただ、マットが無く汗が気になる。
換気も悪いのか酸っぱいにおいがした。
TVでは台湾近くの地震で、与那国島に波浪警報。
大型台風が近づき、宮崎に警告が出ていた。

この旅は大丈夫だろうか?
台風が来たら中止か?
そんな事を考えていた。

サウナでは肩の痛みが気になっていた。
キャリーカートも使っているし、
これ以上荷物を減らせない。

水風呂はややぬるめ。
水がちゃんと出ていて衛生的に感じた。

お湯につかると日焼けが沁みて痛い。
ずっと長袖を着ていたのに、この日だけ半袖。
つまり一日で焼けた痛さだった。

外気浴もできて、風が心地いい。

とにかく能登半島は攻略した!
そこに妙に達成感があった。
今までとは何か違う手ごたえがあった。

道の駅に立ち寄る。
電車の時間が迫り、あまり見れなかったのが残念。

迷ったがすぐに提供してくれそうなので、
晩飯にカレーをテイクアウト。
後で食べたがとても美味しいカレーだった。

南羽咋駅、無人駅だった。
外国人が駅前で見送りをしていた。

電車がくる。
2両目の扉が開かない事を知らず、あわてて乗り込む。

上記は下車の時の写真だが、
乗ったときは席が程よく埋まって。
補助シートをたおして座らせてもらった。

日没と同時ぐらいに乗車したので、
車窓の景色はすぐに暗くなってしまった。

金沢駅に着くとすぐにキャリーカートをコインロッカーに預けに行く。
コインロッカーは日曜だからか利用者が多かった。

能登半島を経ての金沢はとてもきらびやかに映った。
なんだか、ばつが悪く。腹減っているが外に出る。

手振れしているが、夜のイルミネーションもキレイ。
東京で見慣れているはずだが、能登半島を経ると都会に来た感じがする。

満喫に向かう。
案の定、日曜で満席と言われてしまう。
もし空きがでたら連絡欲しいと話して、
他を探しに外に出る。

腹が減っていたが、
そとの飲食店はどこも混んでいて入る気になれなかった。

そんな折、わりとすぐに満喫から連絡あり急いで向かう。
丁度、離れた満喫に向かう所だったのでタイミングが良かった。

満喫の店員さんがとても親切で、スムーズに手続きができた。
良かった・・・・。

部屋に入ると個室でキレイ!
満喫は疲れるイメージがあったがこんな個室があったとは。
嬉しい。

溜まった洗濯をしたかったので、
洗濯があくまで、眠くても起きていた。
待っている間にたべた、
テイクアウトのカレーはとても美味しかった。


この日歩いた距離 37km

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