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日本縦断歩き旅《富山➡能登半島➡京都編》16日目『山に囲まれた福井』福井市⇒今庄

疲れていたのか途中起きることなく9時間寝ていた。
漫画喫茶の12時間パックを5分超過してしまった。
あいかわらず、朝に弱い。
気持ちはすぐに出発したいのに、身体が追いつかない。

外は雨。
せっかく乾かした服を、早々に濡らす。

まだ、帰るべきか迷っているが、
この日一日は、台風直撃はしない、
進めるだけ進もう。
いや、進みたい。
まだ旅をしていたい。

今回の旅も16日目。
雨続きもあり、色々と劣化してきている。

靴。 ソール先端がはがれてきている。
麦わら帽子。 ひも壊れ、汗吸って変色。
カート。 部品破損、きしみ、片輪すこし回転悪い。
ソーラーライト。 部品破損。
マット。 潰れてクッション性が弱く、地面が固いと痛い。
スマホケース。 外壁の皮が剥がれてきている。

無くしたものは、レインウェア上下、イヤーポッズケース。

ビルを解体している。

足羽川にかかる幸橋を渡る。

路面電車。

石像が並ぶ。
立体物は下絵や設計図は平面だろうから、
どんな感じでイメージを形にしていくのだろうか?
経験による脳内のイメージを元にしているのだろうか。

どこかで見たことある。

ドラえもんにしなかったのは、
ピンク色の石材から着想して、
2体並べたかったのかもしれない。

潜水プール!?

音楽ホール?
内装見てみたい。

まだ朝なので、お店が開いてない。
仕込みをしていた。

今の職場でコロナで飲食店を辞めた人を思い出していた。
仕込みを考えると労働時間がとにかく長い。
ご苦労様です。

福井では、歩道が狭くなる事が多く、
側溝の上を歩く。

その時に、左足だけ溝にハマりやすく、
片足だけソールの先端がはがれてきていた。

雲の奥から山が顔を出している。

くしゃみが出て、寒気を感じてしまった。
風邪気味か?
熱は分からないが、もし熱が出たらお店に入店できなくなるかもしれない。
(この時2022年)

福井を歩いていると、
三方、山に囲まれていて。
ビルの隙間や、民家の奥に巨大な山がたたずんでいる。

この山に囲まれた空間の街は、
見慣れていなくて。
世界が広がっているというより、
閉ざされている印象があって、
ここで育つとどんな人格形成に影響するのだろうか?
そんな事を考えていた。

浅水川

なぜだか一部分だけ屋根が、
一時だけ雨をしのぐ。

鯖江のリサイクルショップへ立ち寄り、
無くしたイヤーポッズのケースを探す。
流石にケースだけは売っていないし、新しいのは高い。

何のための地下道だろうか?

除雪車?

新幹線?特急?

Uの字に持ちあがった道路。
土地の問題があったのだろうか?

デカい眼科。
鯖江が眼鏡の街だと後で知った。

こんなポスト知らなかった。
①エロ本捨てたいけど近所で捨てるの恥ずかしい
②その辺にエロ本捨てる
③子供が拾う
この流れを無くしたいのだろうか?

それとも、ここに投函される本を、
役所が出版販売されないように働きかけるのだろうか?

後で調べてみたら。
雑誌が普及していた頃に、
電車内に読み終わった成人雑誌を放置しているのが、
子供が読んでしまうから。
よく駅に置いてあるそうだ。
今はスマホが普及しているから、
いずれ無くなる文化かもしれない。

ここで、ロッカーに荷物を預ける。
台風が近づいているので、
この日は鯖江の漫画喫茶に泊まる事にした。

でも、泊まるには早い時間なので、
線路沿いを日没まで歩いて、
電車で鯖江まで帰ってくる事にした。

キャリーカートは畳んで入れたが、
やはり入れにくい。

雨でくろんずんだのだろうか。
いや、雪だろうか。

荷物を置いて、スッキリ。
やよい軒に入ってごはんにした。
久しぶりに腹一杯だべようと決め、
全自動おかわり機で4杯おかわりした。

土砂降りになる。
台風が来ていて予報ではこれから激しくなると言っていた。

眼鏡ベンチ。

なにか奥に見える。

ドーム?

サンドーム福井という建物らしい。

ポッドキャストで小島秀夫と押井守の対談を聴いていた。
子供のころから尊敬している2人のトークが面白かった。

22℃

橋をわたってから、
街の景色も田んぼ道へと変わっていった。
雨もすこし穏やかになる。

雲空が異様だ。

ひたすら川沿いをあるく。

山から湯気が出てるように見える。

歩道が狭くて辛い。
全くなければ迂回するが、
有ったりなかったり、片側にあったり、無かったり。
だんだんともどかしくなってくる。

突然むき出しの像が、
どこの所有なのだろうか。

歩道があったりなかったり、
とにかく狭かったり。

耐えきれなくなって、周り道を選んで車を避ける事にした。

狭い歩道から解放された。
車のない道は気持ちがいい。

大きな山が当然のようにたたずんでいて、
だんだん大きさがわからなくなる。
手前の建物も大きいはずなのに、小さく見える。

車をさけて川沿いや田んぼの道を歩く。

歩きやすい道。
秋だが、蝉の鳴き声が鳴り響く。
ツクツクボウシかな。

雨も弱くなり、荷物も置いてから楽になり、
歩いていて気持ちよかった。

キレイな学校だ

整備された歩道が続き歩きやすい。
川沿いの気持ちいい道で散歩やランニングをよく見かける。

三国志研究の渡邉教授の動画を聴きながら歩いた。

演義の三国志を読んだけど、
正史三国志は知りたいけど読むのが面倒で、
渡邉教授の話はとても面白かった。

ピーポ君かと思ったら違かった。
よくみたら恐竜みたいだ。

独特な立地の神社みかける。

急な階段と長いトンネルが隣接している。

真っすぐな木々が並ぶ。

目標にしていた湯尾駅に着く。
トイレを我慢していたので、トイレを借りる。
トイレはキレイだった。

少し迷ったが、時間があるのでもう一駅先まで歩くことにした。

謎のトンネル見かける

昔、鉄道がとおっていた道らしい。

一車線なので、信号がある。
途中で対向車にあってバックするのは地獄だろう。

レンガ積みの壁は独特なおもむきがあった。
途中で車が通って、まだ利用されているようだ。

トンネルを抜けて蕎麦屋があって、
腹が減っていたので入りたかったが、
もう少し駅に近づいてから・・・。と我慢してしまう。
この先に何件か蕎麦屋やお店があったが全て閉店していた。
この時に食べておけば温かい物が食べられた・・・。

結局、お店が無かったのでファミリーマートで買い物。
身体が冷えていたのでお酒を買っておく。
店内に同じジャージを着た女性がたくさん来ていて、
みんな自転車でサーっと帰って行った。
最初、女学生だと思っていたが、どうやら外国人労働者たちで、
近所で働いていて帰るところだったらしい。

さっき見かけた外国人労働者たちが、
自転車で追い抜く際に挨拶してくれた。

古い町並みが広がる。

今庄駅前は観光地らしく、
古い町並みが残されていた。

観光地らしいが、どこも閉じていてご飯が食べられない。

今庄駅に着いた。
駅前のベンチでは、チャリダーらしき人が寝ていたので、別のところで休むことにした。

電車の時間までかなり時間があり、
駅前でお酒を飲んで、すこし温まる。

今庄は峠越えの機関車接続地点で、
停車時間があるために立ち売りの今庄そばが売れたそうだ。
町自体も鉄道関係者が多く、鉄道の街として栄えた歴史があるそうだ。

ようやく、電車がくる。
服も濡れていたし、だいぶ寒くなってきていて、
はやく電車の中に入りたかった。

電車に乗ると人が多かった。

鯖江にもどり、トンネルを歩いていると眼鏡のスポットライトが。
駅から出るとすっかり夜で、
夏の夜のにおいがした。
湿気だろうか夏の夜のにおいは独特だ。

晩御飯を探していたら、
バイキング形式のイタリアン料理があり入る。

人気があるみたいで、
すこし待たされた。

ビュッフェを取りに行く、
あまり品数や質は期待しないほうがいいかもしれない。
とにかく貴重な野菜をとっておく。

注文式のパスタとピザはクオリティーが高くて驚いた。
美味しい。
麺がアルデンテで食べ飽きない。

具もしっかりあるピザ。エビがしっかりとぷりぷりしていた。
窯で焼いているのか、小麦の焼けた匂いが口に広がる。
作り置きじゃないので食が進む。

これで1800円食べ放題は嬉しい。
家族、学生や外人、いろんな人がにぎわっていた。

混んでいるのに、接客が丁寧だった。

鯖江の漫画喫茶は、
接客がドライだったけど、
部屋が広くて、シャワー室も広かった。

靴を脱ぐと、2日連続雨の中歩いたせいか、
足がぶよぶよになって、潰れたマメの皮がベロベロになっていた。

台風はこの夜で直撃で、明日以降弱くなるだろう。
この先、漫画喫茶は無いので、高いけどホテルをとっておいた。

仕事の予定なども少し整理し、
残り3日でゴール舞鶴を目指す事が決まった。

次の日は山越え!

この日歩いた距離 36km

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