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誰も行ってない場所へ行こうとした話~中国ハルビン~

ハルビン市とは中国の最北端の省である黒龍江省にある都市です。
緯度の高い位置にありますので、冬場の気温は-30℃まで下がり、世界三大雪祭りの一つ「氷雪大世界」が開催される都市でもあります。

この話は「どうせなら、身近に誰も行ったことがない場所に旅行しようぜ」と、サラリーマンが休日を利用して旅行に行った話です。

そこで印象に残ったある出来事について、書いていきます。


驚嘆の連続の「氷雪大世界」


悪徳タクシーに憤慨しながら辿り着いた氷雪大世界の光景を、私は生涯忘れないと思います。

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氷像を触ると意外な感触だった


会場には圧倒的なスケールで氷の建造物が並んでいます。

私はその一つにそっと触れてみました。

「あれ?思ったより冷たくない。」

触った感触がガラスのようでした。

しばらく考えて、なぜそう感じたのかを理解しました。

私達が今まで氷を触ってきたときの温度は、大抵、零度以上です。

触ると氷が体温で溶け、水滴が手について「冷たい」と感じます。

ところが、-30℃ともなると、人がちょっと触ったぐらいでは氷は溶けず、純粋な固体として氷を知覚することになります。

私にとっては「極寒の地にやってきたんだ!」という象徴的な出来事だし、人間の感覚は環境によって、容易に変わってしまうことの再発見でもありました。

しかし、帰国後、このことを、他人に話しても反応が薄いんですよね。

分かりみが浅い、とでもいうんでしょうか。

HSPには物事に感動しやすいという特性がありますが、何事も自分の感覚が全てだと思ってはダメですね。


以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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