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LA POESIE EST DANS LA RUE chapter.8 Wilco『Love Is Everywhere(Beware)』

朴訥なアコースティックギターのストロークに大地のようなベース。そこに風のように吹きすさぶネルス・クラインのギター。

Wilco Is Back。

全世界待望の帰還です。

ソングライターのジェフ・トゥイーディーはこの『Love Is Everywhere』で望郷と今を生きること、その内省を磐石なメンバーのサウンド・アレンジに助けられながら引きと寄りのバランスが絶妙な距離感で描写しています。

諦観と情感を対比させエモーションを溢れさせるあまりにアメリカ的なその筆致に、私たちはただ涙を流すしかありません。
さらにRiots raining downの一節が後ろ暗い影を落としてもいる。
(Beware)、警告。

10月に予定されているアルバムの発表、それに伴うツアーに期待が高まります。

『Love Is Everywhere(Beware)』

荒野を歩くと
自分が実際より意義深く思える
故郷を離れ
悲しみが募る
懐かしい景色はさらに遠ざかるけれど

今ここに 今ここに
愛が溢れてる
今ここに 今ここに
愛が溢れてる

朝陽が湖をつかまえて
氷を溶かしてる
眠る街の下で
暴動が流されていく
すべては君のもの
すべては君のため

今まさに 今まさに
愛が溢れてる
今まさに 今まさに
愛が溢れてる

あまりに多くの時を
君に説明できないくらい過ごしてきた
今ここに 今ここに
愛が溢れてる
今まさに 今まさに
愛が溢れてる

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