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【SP対談 vol.2】現役Jリーガーキャプテン鈴木選手×テレシー取締役COO川瀬

こんにちは。SP対談 vol.1に続き、テレシー社員とゲストによるスペシャル対談の模様をお届けします!

引き続き、対談のお相手は元サッカー日本代表で現役プロサッカー選手として活躍しながら、株式会社GrowAllの代表も務める鈴木大輔氏vol.1では、GrowAllセミナー開催の経緯から、スポーツ界・ビジネス界どちらにも通ずる「成⻑のための4つのフロー」について、鈴木氏のこれまでの具体的な経験に沿ってお話を伺いました。

vol.2では、さらに‟個”という部分に焦点を当て、スポーツにおいてもビジネスにおいても個人が成長するためには何が最も重要か、チームを率いていくためにあるべき姿勢や心がけ、さらにはテレシーで得られる‟個の成長”のための経験などについて話を聞いています。


▶“個の成長”の極意「見極め、諦め、適応する」

Q : SP対談 vol.1にも成長のための4つのフローについてお話しいただきましたが、「個の成長」という観点にフォーカスした時に、鈴木選手が重要だと感じることはなんでしょうか?

鈴木様 : 
サッカーの環境で言うと、監督やコーチも選手同様に契約でどんどん変わっていくんですよね。その時に、例えば新しい監督が自分が成功したやり方と真逆の戦術を取る監督だった場合に、「俺はこのやり方は違うと思う。俺は別のやり方の方がもっと活躍できる。」といったことを主張し続けていると、結局新しいやり方に適応できずに自分だけどんどん試合に出られなくなるということが起こります。上は変えられませんからね。ですので、「ちゃんと見極める」という意味での「諦める」ということをして適応していくというのが、僕は個の成長という点で大事な部分だと思っています。

Q : ビジネスの世界においてはいかがですか?

川瀬 : 
ビジネスに置き換えると、監督にあたるのはクライアントさんですよね。クライアントさんは変えられないので、そうなった時には、クライアントさんが置かれている環境やメンタリティなどのコンディション部分も含めて、向かって良いところと良くないところを受け止めた上で話すことが大事かなと。変えられるのは自分しかいませんから、クライアントさんと向き合う時の個の成長という点で意識している部分の一つですね。

とはいえ、場合によってはクライアントさん自身にも変わっていただかなければならないところもあるので、変えられるポイント、変えられないポイントを見極めてアプローチしていくことは非常に重要だと思っています。

鈴木様 : 
あと、アプローチの仕方ですよね。うまく伝えられるのであれば、絶対に伝えた方がいいと思います。自分の想いをきちんと伝えないといけない場面もありますから。ただ、その上で、相手を傷つけないこと、きちんと相手を立てられるかどうかは大事ですね。伝えたらどういうことが起きるだろうかというのを事前に想像するようにしていますね。

川瀬 : 
あと、僕らの場合は、誰が誰に言うかも大事になってきます。チームで動いているので、これはこの人から言ってもらって被せた方がいいな、これは僕が直接言った方がいいなというケースもありますし、それに対して誰に言うかもすごく考えます。それによる反応を3歩先くらいまで想像して決めるようにしています。


▶成長のファーストステップ「自己認知」

Q : この研修を受けることで、テレシー社員に望むことは?

川瀬 :
僕らは「1人では何もできない」ということをまず認知してほしい
なと思っています。ただ、それはダメなことではなくて、当たり前のことであることも。自分の弱い部分も強い部分も含めて、まずは自己認知が大切だと思っているので、この研修を通じてぜひ自分自身と向き合ってほしいですね。

自分のことが理解できて初めて、相手がどう思っているのかが正確に理解できるようになる。だからこそ、交渉もできるようになり、ごめんなさいも言えるようになると思うんですよね。自分のことがわからない状態で相手が自分のことをどう思っているかなんてわかるわけがない。だからこそ、まずは自分を知り、その上で相手にしっかりリスペクトをもって接することで、自分の何を変えることができるのかに気づいていく。そのようなことをこの研修を通して感じてもらえたらいいなと思っています。

Q : テレシーに入社すると、どんな成長機会が得られますか?

川瀬 : 
テレシーには、スタートアップという会社の風土が感じられるという側面と、広告会社としてクライアントさんの事業成長の支援をしていくビジネスプロデュースの領域を担うことができるという2つの側面があります。

スタートアップという会社の風土は、とにかく意思決定の早さ行動の速さ4 Spirtsの「早くて速い」に代表されているところかなと思います。ビジネスは「だれが何をやるか」と「どんなスピードでやるか」の掛け算になることがほとんどなので、その「スピード」にはかなりこだわっていますし、テレシーに入った瞬間に感じていただくことができるところかと思います。

ビジネスプロデュースの領域においては、4 Spiritsでいくと「真摯」「ブルドーザーシップ」というマインドが特に大事になってきます。プロジェクトを進めていくと、「やりたいけれどできない」「クライアントさんが納得しない」など、間に挟まれてその調整ができないということが起きて、とても大きなストレスが生まれます。

それに対処するファーストステップとして、「じゃあ自分はどうしたいか?」「自分はどんなバリューを提供できるだろうか?」を考える時間が増大します。その次の段階として「できること」「できないこと」を整理し、関係するステークホルダーが何を成し得たいのか?を模索して、では自分にできないことをできる仲間をどうやって集めようか?その集めた仲間をどうモチベートして一緒にプロジェクトを進めてもらおうか?といったことを考えることができるので、とにかく自己認知、そしてその先にチーミングという経験ができると思います。

Q : もし川瀬に「個の成長」という点でアドバイスを送るとしたら?

鈴木様 : 
いえいえ、優秀ですから僕からなんて特にないですよ!(笑)ただ、僕はチーム作りが好きなので、常に“チーム”のことを考えてこういうコミュニケーションを取ろう、こう振る舞おうと意識していますが、果たしてそれは他の社員に本当に響くのか、自分と同じようなことをやれと言えるのかという視点はいつも忘れないようにしています。

僕は今こういうマインドだけれど、ここに至るまでずっとこうだったかと言われたら、若い時は自分のことばかり考えて、サッカーでやっていこう、サッカーの実力を世界一にしようという夢を持っていましたし、そのフェーズも個の成長という視点で結構大事なんですよね。

なので、「チームのためにみんな頑張ろうぜ」というのは強要しないようにしています。「チームのために頑張りますと言うくらいだったら、自分のために頑張れ」というフェーズの選手もいる。「迷惑かけてごめんなさいと言いながらも、お前が自分自身のために必死に頑張ってくれたら、それが結果的にチームのためになる。だから、お前はチームのことを考えなくていい。俺が考えるから」というマインドは忘れないようにしています。でも、それは川瀬さんは既にできていると思うので、アドバイスと言いますか、俺はこういうことを大事にしていますということで、、、、!

川瀬 : 
置かれている状況や環境によって、それぞれの目標ややるべきことは全然違いますよね。社会に出たばかりの若手は社会人としては1年生、2年生といったような状態なので、とにかくそれを意識して、「自分のために頑張る」というのがすごく大事ですよね。

ただ、社会に出る直前は多くの人は大学4年生で、下級生にとってはリーダー的な存在でもあるので、全体最適のことを考える経験が多く、その流れで「全体を見なければ!」と思うことも多いかもしれません。社会人は想像以上に忙しいので、直近の経験に惑わされすぎず、若いうちは、リソースの使い方を「とにかく自分のために頑張る」というところにおいてもらえたほうが、結果としてチームのためになるし、成長もできるということですよね。頂いたお言葉、胸に刻みます!今日はありがとうございました!
                     (続きは、SP対談 vol.3


▶株式会社GrowAllセミナー研修について

株式会社GrowAllでは、教育機関向けセミナー / 法人向けセミナーを提供しています。テレシーで実施いただいたセミナーは「個の成長」にフォーカスしたものでしたが、その他にも「チームビルディング」「コミュニケーション」といったテーマで、鈴木選手がプロの世界で培った「より良いチームとなって成果を上げられる方法」を学校や企業向けに伝えていらっしゃいます。ご興味のある企業様および教育機関のご担当者様は、ぜひコチラからお問い合わせください!


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