7日目

昨日、二つの質問を自分にしてみた。

一つは「お金が稼げなくてもやりたい仕事は？」。
もう一つは「お金が稼げるならやりたい仕事は？」。

それぞれの問いへの回答をノートに書き留めていたら、いろいろ発見があった。

まず、前者の「お金が稼げなくてもやりたい仕事」は、そのほとんどが、家族に関することだった。

娘の送り迎え、娘の寝かしつけは、お金をもらえたとしても他人にやってほしくはない。
「お金をあげる代わりに、それをやってはいけません」と言われたら、断固拒否します。

同時に、これらのことを「仕事」だと思っているんだな、と自覚することもできた。

次に後者の「お金が稼げるならやりたい仕事」は、自分では意外なものがリストに入ることになった。

これまで、やりたい仕事だと思ってきたもの、たとえば、本を書くとか、トークイベントをするだとかが、実はお金がもらえないのだとしたら、そこまで積極的にやりたいのではなかった、ということに気がついた。

逆に、無償でもやりたいことが何かが、はっきりしたのは、とてもよかった。
僕にとってのそれは、娘の世話や、奥さんに料理をつくること、曲をつくること。

これらは、誰のためでも、お金のためでもなく、自分がやりたいこと、やらせてほしいことである。
これをやっていれば、幸せなことだ。

かと言って、「お金が稼げるならやりたいこと」にリストアップされていることも、そんなに悪いことじゃない。

そもそも、このリストに入りさえしないものだってあるのだ。
それらのことに比べれば、ずっと「やりたい」気持ちがあるもので、それでお金を稼げるならありがたいものだ。

だから、それらのことでお金を稼ぎ、無償でもやりたいことをやるための糧にしていくのが、いいのではないかと思った。

書いてみればすごくシンプルなことなんだけれど、すごくスッキリした気分です。