12日目

娘のリクエストにより、今日は、うどんを粉からつくった。
ホームベーカリーで材料をこね、生地を寝かせ、伸ばして切る。

切るときに、しっかり打ち粉をしておく。茹でるときに、麺同士がくっついてしまい、団子になるのを防ぐためだ。
また茹でているあいだに、思ってる以上に麺が太るので、なるべく細く切った。
これらは前回の反省を生かしている。えらい。

具材は、娘がたぬきうどんが好きなので、わかめと、あげ玉。あげ玉は、生地を寝かせているあいだに、わざわざつくった。思った以上に、油が跳ねて熱かったし、片付けがずいぶん面倒だった。

つゆは、昆布と鰹で出汁をとり、醤油と味醂と砂糖で味付け。あっさりした、おいしいつゆになった。

家族みんなおいしいと食べてくれた。
よかった、よかった。
だいぶ手間かかったけど、よかった。

ひとりだったら、絶対こんなことはしない。
これも全て、子供という存在の成せる技だ。

子供は、いろんなことをさせてくれる。
子供のために、あれをしてやろう、これをしてやろうとして、新しいことを学んでいく。

フランスパンをつくったり、
畑を始めてみたり、
編み物を始めてみたり、
上野動物園に行ったり。

どれも、必要に迫られた消費活動ではなく、余暇活動だ。
別にやらなくても生きていけることだけど、やると生活が豊かに感じること。

僕は、家族のために何かをする、ってのが、ほんとに好きみたいだ。