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実際働いてみたシリーズ (無料)劣悪メンズマッサージの闇に迫る 闇レベル☆☆☆☆ 完結編

完結編が、これから始まります。是非、前編を読んでから、お読みください。売り上げは、西成にいる路上生活者に飲み物や、寝具や、社会復帰する手助けする資金とします。よかったら記事を購入して100円寄付してください。それでは、ごゆっくりご覧ください。

4.遅番の登場で漆黒の闇を知る。

遅番の早口さんと、初めて顔を合わせた。爽やかなんだが、早口で相手をまくし立てるタイプの人だった。「コジイさん、これとこれ出来ます?」出来ないですと言うと、「明日教えてもらって」と早口で答えた。風俗業界は、早く仕事を覚えさせる。慣れれば1週間で殆どの作業を覚えさせる。それについてこれなければ、「使えない」というレッテルを貼られる。早口さんは、早番の悪口をかなり言っていた。あれも、これも、してない、使えねーなと、鬱憤をぶちまけていた。

コジイさんは、思い出した。朝番の、歯抜けさんが「あいつと、同じ仕事やってるけどマジ楽だわー」と言っていたのを思い出した。(仕事は全然進んでない、口だけ歯抜けさんだから 笑。)あいつとは、飛んだと噂される店長だけど、少し気になっていた。早口さんに、聞いてみた。

「早口さん、前の店長はどんな人なんですか?」と、コジイさんが言った。すると、早口さんは、「前の店長は、売り上げ持って飛んだよー」と普通に答えた。コジイさんは、やばくないですか?と返した。

実はこの店は、店長が金を持って逃げていたのだ。この店は出来て間もない店で、店員は寄せ集めで経験も浅いし、店のことを何も知らない。殆ど店長に、仕事を任していたから、誰も仕事がわからない。ちなみに、ゴミを捨てる場所や、どこに何があるかもわからない、見よう見まねでやっている店員しかいないのだ。たしかに、歯抜けさんや、尾崎さん、早口さんたちは、質問したら分からないことが多かった。そして、店の方針なども、一切知らなかったのだ。

この話を聞いた、コジイさんはすぐに辞めることを決意した。

やべー店に来たなと思ったが、しかたなく仕事をしていると、ホワイトボードに出勤している女の子の名前の横に数字が書いてある。47、  48  、40「この数字なんですか?」コジイさんは、聞いてみた。「女性の年齢だよ?サバ読んでるからねー」と言っていた。この数字は、年齢。サバ読んでこの年齢。つまり、50歳ぐらいの人が働いてるわけだ。表向きは、メンズマッサージだけど裏では抜きをしている。抜きがないと稼げない人たちがここに集まってる。50歳になっても、このような仕事をしているのは、嫌だなと、心底思った。メンズマッサージだから、大したバックは高くない。きっと稼ぐなら、風俗がいいのだろうけど、、、と思っていると

「コジイさん、タオルがないから買ってきてくれない?」早口さんが、言った。わかりましたーと言ってタオルを買って、キャストが待つマンションへ向かった。

その作業が終わると、定時を迎えていた。

5.激ヤバの事態

次の日、事務所に行くと、オーナーらしき人が事務所に来ていた。店長の件を話していた。

「あいつ、店を出しやがった。同じ業界で、同じ街にだしている。」そう。店長は、何故かお金を持ち逃げして、何故か同じ街で同じ業界で店を出した大バカ者だったのだ。しかし、オーナーもバカではない。持ち逃げした、奴の店に女性を面接に送り事務所を突き止めようとしていた。そして、従業員に「相手にバレるから余計な事はするな」と言っていた。あっ?こうゆうことか。コジイさんが面接の電話をした時に「誰かの紹介、じゃないよね?」と言ってだ理由が分かった。何度も聞かれるていたので、何のためかと思っていたが、スパイ疑惑だったのだ。やっぱり、この店を早く辞めないとダメだと思った。

そんなこんなで、仕事をしてると、歯抜けさんが「あのくそやろー、実は2回目なんだよ」はっ?2回目?1回目は、女の子の指名料をちょろまかしてくすねていたみたいだ。しかし、それはバレてしまったのだが、仕事が出来るのが店長しかいないため許されたわけだ。そこで、さらに歯抜けさんが、恐ろしいことを言う。

「前の店長は、サイコパスで昔は殺人未遂や、動物殺しで少年院に入っていた。」と言い始めたのだ。この事務所は、オートロックでもないし、ドアも施錠してない。いつ、そいつがナイフを持って襲ってくるかも分からない。そんな恐怖が襲ってきた。なんて恐ろしい店なんだ。

遅番の早口さんが、時間より早くきた。残業していた歯抜けと言い合いをしていた。仕事が遅いことを早口さんに言われていたみたいだ。たしかに店長は、悪い人だが、全て店長に任せていたから、いま誰も仕事がわからないという状況だ。それに、店長はかなりの激務で車を運転しながら電話でお客の受付もしていたそうだ。仕返しのために、金を盗んだのかな、と1人で思っていた。

歯抜けさんが、帰った後、早口さんから、店長の事を色々聞いた。店長は、経費で備品等も山ほどネットで注文して全て持っていたらしい。同じ業種をやるなら、備品も同じなわけだ。それに、女の子も新しい店に誘ったらしい。数人、引き抜いている。

なにが、一番やばいのか。それは、某サイトに女の子が、待機しているマンションや、マンションのオートロックの番号全て書き込まれてしまったこと。金を盗んだ店長が、全て書いてしまったのだ。これは、仕返しのレベルを超えて店の危機だと思う。もちろん、店のやってる事を警察にバラされたら一撃だ。

そして、何故かこの店は女の子からの電話をスピーカーで話す。だから、全て周りにわかってしまう。コジイさんは、歯抜けさんが、店長の件を女の子から聞かれてる電話内容を聞いたことがある。歯抜けは、必ずつかまえるとか、今度面接にスパイを送るとか、色々余計な事をいっていた。原則、風俗業界は女の子には、余計な事は言わない。心配になったり、女の子自身が、よけいなことをして、計画がおじゃんになるからだ。歯抜けさんは、正義感から某サイトに書き込むような隠キャ野郎なので、女の子に情報を良かれと思って伝えているのだと思う。もちろん、後日某サイトには、歯抜けさんが書いた内容が、全て書かれていた。

人を刺すような元店長が、自分の居る店と問題を抱えていて、とても不安になる。火をつけられたら、ひとたまりもない。写真を見たが、ヤンキーやヤクザみたいな人相ではない。根暗みたいな顔をしている。こうゆう奴が一番やばい。なんでも、やってしまう。元店長は、自分の店のホームページを、すでに作成し、営業をしている。居場所を突き止めるのに、時間はかからないはず。逆に、突き止められた際どうゆう展開になるか、考えただけで怖くなる。これを見ている方は、風俗業界に入る際は、自分の店の口コミをちゃんと調べる事をお勧めします。

コジイさんは、すぐにこの店から飛んだ。もちろん金は盗んでない。

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