【読書感想文】羊をめぐる冒険/村上春樹
村上春樹の初期三部作の最後を締めくくる作品で、前2作品に比べると倍以上の文量がある。かなり読みごたえがあったし、読み終えた後の虚脱感は凄まじかった。
講義中に隠れて読み進めて、講義の途中で読了した。読んでいる間は講義の内容なんか全く頭に入らないが、読み終わってからも講義の内容が頭に全然入ってこなかった。教授の話がつまらないせいもあるし、この作品の読後感の巨大さのせいでもある。
かつて、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読み終えた時も、同じような気持ちになった。つまり、これですべ