読書記録『飛ぶ教室』エーリッヒ・ケストナー  翻訳 高橋健二

おはようございます!

多少のネタバレがありますが
ストーリーを詳細に追っかけるわけではありません

とおい記憶に基づいているので
細部は異なるかもしれません…(-_-;)

個人の感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります





https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E3%81%B6%E6%95%99%E5%AE%A4

飛ぶ教室
Das fliegende Klassenzimmer
作者エーリッヒ・ケストナー

ドイツ国言語ドイツ語ジャンル児童文学刊本情報出版年月日1933年



日本語訳[編集]


高橋健二先生の
翻訳版にて
親しませていただいた記憶です<(_ _)>(*^-^*)


現在、このお話の舞台であるドイツにおいて
どんな教育システムになっているのかは
存じ上げないのですが

お話の舞台は
寄宿舎のある
中学と高校が
くっついたような学校

あるいは
高校

たぶん大学受験をめざすようなタイプの学校

数人の仲の良い男子生徒たちを中心にした

友情あり
乱闘あり
行き過ぎた冗談もありの
青春群像
のようですね


いわゆる
お貴族様

ご子弟もいれば

(ウリー・フォン・ジンメルン)

成績優秀につき
奨学金のようなものを
うけている苦学生の子もいる
(マルチン・ルター)


ボクシングが得意で
つねに何か食べている子もいる
(マティアス)

マティアスは
元気がよくて明るいのはいいが
ウリーの気が弱いことを
多少からかうようなところがあり
ウリーがそれを気にしていることにも
気づいていなかったようです



お貴族様のご子弟
ウリー・フォン・ジンメルンは
気の弱い自分が許せなくて

冬のある日
雪の積もった校庭の中に立つ
背の高い体操器具から
蝙蝠傘をさして
飛び降りる
という
荒業を披露すると
同級生たちに周知して
(先生たちには内緒の危険行為
よいこはまねをしてはいけません…(-_-;))


決行!!


本当の落下傘のようには
傘は機能せず

ウリーの蝙蝠傘は
あっというまに
逆向きに裏返って

ウリーは
雪の中に
着地転倒


腕の骨折


なってしまいました…(-_-;)


結局
ウリーは
骨折治療のために
入院となり

クリスマス休暇に
実家に帰ることができなくなりますが


本人の心は
晴れ晴れとしていて

その後
ボクシングが得意なマティアスを含めて
周囲の同級生たちは
ウリーにじっと見つめられると
逆らえないという

目力(めぢから)もみにつけた?

(何度も申し上げますが、
これは
架空の物語です。
度胸を付けるために
高所からの無謀な飛び降りは
絶対にしてはいけませんし
させてもいけません。
命にかかわります。)


ほかには
天涯孤独の少年もいて
ヨナタン・トロッツ
愛称ヨーニー・トロッツ
この子も
帰省する実家がないので
寄宿舎にとどまります



そして
もうひとり

いつもなら
実家に帰省するはずの
本作の主人公?
首席(勉強が得意なので奨学金も受けています)
マルチンは

実家に帰るための
旅費が
送られてくるはずが

旅費にはだいぶ足りない金額であることに
一人ひそかに愕然とします


ご実家の経済状況の
ひっ迫の程度が増して

クリスマス休暇に
実家に帰る旅費がないのです




様々な事情を背負った
様々な個性の少年たち


少年たちの
敬愛する
先生が
実は
二人います


学校の
舎監の
正義先生

寄宿舎の裏に住んでいる
禁煙先生


正義先生は
学校の舎監なので
まじめで厳しいです


禁煙先生は
ヘビースモーカーなのですが
学校の裏手の
菜園に
「禁煙」の表示がある
古い客車を引き込んで
そこに暮らしているので
生徒たちに
禁煙先生と
よびならわされています

世捨て人で
ほんとうの学校の先生ではないのですが

寄宿生活をする
少年たちは

なにかというと

こっそりと
禁煙先生の
客車に飛び込んで

相談したり
息抜きしたりしているようです


学校当局は
関知していないことになっています


正義先生と
禁煙先生も
お互いの存在を

認識していないようですが


実は…




子供向けです
小学生時代に何度も読みました



あじわいぶかい


こころのあたたまる
ものがたりです



読み応えあります<(_ _)>(*^-^*)



いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)



ではまた!



まきのしょうこ







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