映画感想文『銀の匙』中島健人 広瀬アリス 原作 荒川弘

おはようございます!

アマゾンプライムビデオにて視聴しました

ネタバレ的なので未読未視聴のかたはバック推奨です
また、個人の感想や連想などをメモしております
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります



中学受験してまではいった進学校についていけず、全寮制の農業高校にはいった少年が、畜産や酪農の現実をまなびつつ良い出会いも得ていくお話です



一言で言ってしまうと
上記なのですが


けっこう
特徴的で
個性的で


ほのぼのあり
不安あり

友情あり
家族愛あり


そして

「経済動物」
ということばが
あたらしく学べました


馬も
牛も
豚も

自分たちが
大切に育てた動物を

どんなきっかけにせよ
てばなして

ようするに

おいのちちょうだい
するときが

かならずやってくる

という

かかわりあい



それでも
大切に
育てるし

面倒見るし


経営している
農場の
経営状況によっては

不本意に手放す

イコール
飼育していた
動物たちの
おいのちが
………


という

かならず

経済動物である
動物たちの
おいのちちょうだいする


なんでも
すぐに
そこにちょっけつしていく

そういう世界なんだということが

よくわかる
おはなしでした



中学受験をしてまで
まちの進学校に進んだことのある
主人公の少年は


折あるごとに

「計算はやっ」

感嘆されるぐらい
ややこしそうな
掛け算の計算がはやい

という場面が

何回か
織り込まれています<(_ _)>(*^-^*)


途中で進路を変えたけど

一生懸命勉強した
中学受験も
あながち無駄ではなかったという

そういう説明は
出てきませんが


そういうことを
感じさせてくれるのも
作者のやさしさかもしれません



登場人物のひとりひとりが

大人たちも
少年少女たちも

自然で


いわゆる
高校生たちがメインで出てくるお話としては

高校生たちの
個性が

妙に
肝が据わっているというか


セリフ回しが
緩めで
たんたんとしてるけど


イケズなことも言い合うけど


ひどすぎる

というところまではいかないところが

作風なのかな?



自分たちが
責任をもって育てた豚の
屠殺からの
ベーコンづくり


友人の農場での
夏休みバイトで得たお金で

買い取って

学校のなかま
生徒たちとも
先生たちとも

ベーコンまつりで盛り上がったり


都会から来た
ひょろっとした子
から

経済動物
たべもの
としての

動物を
自分の
バイトで得た資金や

自分で先輩に教えてもらって
大量のお肉をベーコンにしたり



ひとつひとつの
エピソードが


お勉学に自信のなかった
少年に

なにかしらの
自信

といっちゃ
簡単すぎますが

地に足ついた
なにかを

感じ取らせ

居場所を見つけるような

そんなかんじ



役者さんたちの
演技も素晴らしく


あえて言うならば
広瀬アリスさんの

ゆっくーりとした
セリフ回しが

印象的でした


広瀬アリスさんが
演じる
牧場の一人娘も

馬にかかわるしごとがしたいと

実際
実家の牧場で
馬も飼育しているし

北海道特有の?
ばんえい競馬というものが好きで
騎手になりたいのだという



ばんえい競馬の場面も

最終的に
学校の広い敷地の
裏手を
主人公少年の発案で

皆で開墾して
競馬場をつくってしまったり


コミュニティ
と混然一体となった
学校で
もりあがるんですね


広瀬アリス演じる少女の
ライバル的少女
どうやら
かなり
お金持ちの
牧場主かな?

場違いレベルの
お嬢様ファッションの
乗馬服を着て
お蝶夫人のような
くるくるロングヘアーで

いやみの応酬もするくせに

なんだかんだ

じつは
いい友達だったりして

主人公少年たちが
レース場から
手作りした
学校での
ばんばレース

参加してくれて
優勝争いしたり


ひとつひとつ

エピソードが

しずかにあつい


語りつくせませんが


ぐっとくる
映画です

みごたえありました!




いつもお付き合いいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)



ではまた!



まきのしょうこ




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