ミライエコール

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私たちは、学校教育などについての記事を投稿し、メンバーや読者が話し合ったり議論したりできる場を提供するウェブメディアの運営を行っています。また、ウェブメディア以外にも様々な活動を行う学生組織です。 ウェブサイトはこちらから! https://mirai-ecole.com

最近の記事

【協調性がある?自己主張が足りない?】どうして「みんなと同じ」にしてしまうのか

こんにちは、ミライエコールのりんです。 突然ですが、こんな場面を想像してみてください。 文化祭で出すクラス企画について、クラスのみんなで話し合っています。AとBの案が出ていて、クラスのあちこちからA案を支持する話し声が聞こえています。あなたの周りにいる友人たちも「A案の方が良さそうだよね」とうなずきあっています。しかしあなたは、A案では予算がかかりすぎて一人一人の負担額が大きくなってしまうのではないかと懸念しています。 こんなとき、あなたはクラスの前でA案の反対意見を言

    • 海外大学のジェンダーバランス 東大の女子比率、どうとらえるか ‐ 海外大学との比較から考える

      学生に占める女性の割合がおよそ2割と極端に低い東京大学は、性別にかかわらず誰もが活躍できる環境、多様性のある環境とはいえません。まだまだ女性が活躍できる場が限られる日本にあって、国内のトップ大学のうちのひとつである東京大学の現状は大きな問題としてとらえられています。 前回の記事では、東京大学のジェンダーバランスの現状と女子学生が少ない要因を取り上げました。今回の記事では、他国の大学の状況をみてみたいと思います。 海外の主要な大学ではジェンダーバランスはどのような状況にある

      • 【重大発表】駒場祭に企画を出します!〜③学校生活に、君の声を。

        こんにちは、ミライエコールのTAKENです。  私たちミライエコールは、11/24(金)〜26(日)にかけて開催される、東京大学の駒場祭に企画を出すことになりました!企画名は「ゲームで考えよう!学校生活」で、東京大学駒場キャンパス11号館1階の円形スペースで行います。場所は以下の地図の通りです。  駒場祭のために私たちは小企画を3つ用意しました。今回はそのうちのひとつ、「学校生活に、君の声を。」という企画について紹介します! みなさんは中学生や高校生のときに、どんな学校

        • 【重大発表】駒場祭に企画を出します!〜②エコール学園人生ゲーム

          こんにちは、ミライエコールのじゃすみんです。  私たちミライエコールは、11/24(金)〜26(日)にかけて開催される、東京大学の駒場祭に企画を出すことになりました!企画名は「ゲームで考えよう!学校生活」で、東京大学駒場キャンパス11号館1階の円形スペースで行います。場所は以下の地図の通りです。  駒場祭のために私たちは小企画を3つ用意しました。今回はそのうちのひとつ、「エコール学園人生ゲーム」について紹介します!  「エコール学園人生ゲーム」は、来場者のあなたが実際に

        【協調性がある?自己主張が足りない?】どうして「みんなと同じ」にしてしまうのか

          【重大発表】駒場祭に企画を出します!〜①学校パーセントバルーン〜

          こんにちは、ミライエコールのTAKENです。 私たちミライエコールは、11/24(金)〜26(日)にかけて開催される、東京大学の駒場祭に企画を出すことになりました!企画名は「ゲームで考えよう!学校生活」で、東京大学駒場キャンパス11号館1階の円形スペースで行います。場所は以下の地図の通りです。 駒場祭のために私たち小企画を3つ用意しました!今回はそのうちの1つ、「学校パーセントバルーン」について紹介します! ご存知の方も多いかもしれませんが、「パーセントバルーン」とはク

          【重大発表】駒場祭に企画を出します!〜①学校パーセントバルーン〜

          東大の女子比率、自己選択か差別か ー日経アジアの記事から考える

          こんにちは、ミライエコールメンバーのりんです。 今回は、学校におけるジェンダー格差について少しお話ししたいと思います。 みなさんは東京大学の女子学生の比率が2割であることを知っているでしょうか? 以前、これに関する日経アジアの記事が話題になりました。 その記事の内容をまとめると、以下の通りです。 ・東大の偏ったジェンダーバランスは不当な差別ではなく、自発的な選択の結果である ・東大の入試制度は志望者の試験での選抜に依存していて、合格率は男女で差がない ・不均等な

          東大の女子比率、自己選択か差別か ー日経アジアの記事から考える

          「よりよい」部活動のために〜生徒の目線から考える〜

          はじめに こんにちは!今回の話題は中学校・高校での部活動についてです。 多くの人が中学校・高校で、部活動に所属している・した経験を持っていると思います。みなさんにとって部活動とはどんな場所でしたか? 今回この記事を書くにあたって、 ①何部に所属している(いた)か ②良いと思う指導はどのようなものか ③理不尽・不適切だと思う指導はどのようなものか の3つの質問によるアンケートを実施しました。答えてくださった方、本当にありがとうございました! (今後もわたしたちミ

          「よりよい」部活動のために〜生徒の目線から考える〜

          「教育格差」って何?高校での体験から感じた学校教育の問題と改善点

          こんにちは!ミライエコールのりゅうじ 皆さんは、今まで学校や身の回りにおいて教育格差を感じた経験はないでしょうか? 今回は受験を前提とした中高生を対象に、塾や予備校などの学校外の教育を受ける機会に対する教育格差についてお話ししたいと思います。僕が高校生活や大学受験の際に感じたことをもとに、僕個人の考える「教育格差」の問題と学校教育に対する提言を書いてみたいと思います。 〈学校で感じた教育格差の体験〉  僕は地元の中高一貫校で 6 年間を過ごしていました。そこは大学付属

          「教育格差」って何?高校での体験から感じた学校教育の問題と改善点

          ミライエコールってどんな団体?〜私たちの理念に込められた思い〜

          初めに 今回は、私たち「ミライエコール」に興味を持ってくださった方々に、私たちは何を目指した団体か、そして私たちの理念にどのような思いが込められているのかについてお伝えしたいと思います。 団体名の意味は? まずはじめに、私たちの団体名、 「ミライエコール」の由来を皆さんご存知でしょうか? この名前は、「未来へcall」で未来へ呼びかける、そしてフランス語で「学校」という意味の「école(エコール)」をかけたものになっています。より良い未来の学校に向かって発信していくべ

          ミライエコールってどんな団体?〜私たちの理念に込められた思い〜

          生徒だと意見を言ってはダメですか? ミライエコール 山口セナの体験談(後編)

          ライター:山口セナ 後編4.服装規定の改定 秋の間も服装規定に関する話し合いはしていましたが、意見箱設置後から本格的に服装規定の改定の話し合いに取り掛かりました。まずは全校生徒の意見を知るために、全校生徒へのアンケートを生徒会本部で提案しました。しかし、アンケートを取ることに対しても、「今自分たちは特に困っていない」「長いスパンで考える必要があるので今は出来ない」「進学校としての学校のメンツを考えないといけない」などという理由で他の役員たちに反対され、話し合いは進みませんで

          生徒だと意見を言ってはダメですか? ミライエコール 山口セナの体験談(後編)

          生徒だと意見を言ってはダメですか? ミライエコール 山口セナの体験談(前編)

          ライター:山口セナ 前編 私は、中学、高校と生徒会役員を務めましたが、ここでは、特に高校で生徒会に入ったきっかけから生徒会長になり、生徒会の仕事を終えるまでの話を書いていきます。 この経験をみなさんに示すことで、ブラック校則などの改正の参考にしていただく一方で、学校にはブラック校則だけに留まらないもっと根本的な問題がある可能性があることに気づいていただければと思い、この記事を書きました。ここからは時系列に沿って、私の経験を書いていきたいと思います。 0.高校の仕組み 私

          生徒だと意見を言ってはダメですか? ミライエコール 山口セナの体験談(前編)

          ABOUT

          ミライエコールについて 私たちは、学校生活において「これはおかしいのではないか」「もっとこうした方がよいのではないか」と考えたとき、その自分の思いを言えるでしょうか?例えば、置き勉が禁止されている、部活動で暴言や暴力を振るわれるといった理不尽な状況があります。  このような状況にあったとき、「自分の意見を言ってもどうせ取り合ってもらえない」と思っている人もいるのではないでしょうか?また、自分の思いを言ったのにも関わらず取り合ってもらえなかった、無視されたという経験を持つ人

          『ゆるしのススメ』− 学校で生徒が意見を言うことができない理由とは

          ライター:じゃすみん はじめに  はじめまして、ミライエコールのじゃすみんです。 今回は「ゆるし」についてゆったり書こうと思います。以前の記事でメンバーのたおさんが『たたかいのススメ』という記事を書いてくれました。「たたかい」と「ゆるし」は一見対立しているように思えます。なぜなら「たたかい」は特定の相手をゆるせないことを理由におこなわれることがあるからです。しかし僕は、実際には「たたかい」と「ゆるし」は対立するだけでなく、お互いに密接に関わり合っているのだと考えています

          『ゆるしのススメ』− 学校で生徒が意見を言うことができない理由とは

          【クイズ企画】高校生への意識調査で、パーセントバルーンをしてみた!!

          ライター:TAKEN ある日、ミライエコール編集部からこんな意見が飛び出した。 山口セナ「私たち、現役中高生の考えを理解できてるのかな??」 確かに、我々ミライエコールという団体は、このウェブメディアで中高生向けに記事を書いていますが、ライターは今のところ全員大学生です。しかも実際には限られたコミュニティから集まったメンバーしかいません。中高生の実態や考えていることを知らなければ、記事も空回りになってしまいます。今の意見は、ミライエコールには永遠についてまわる課題でしょ

          【クイズ企画】高校生への意識調査で、パーセントバルーンをしてみた!!

          安倍首相銃撃事件から考える、痛みの正しい訴え方とは?〜たおのエッセイとメンバーの思い〜

          0.発端 団体を立ち上げる1ヶ月前。 たお「とある政治的な事件を切り口にエッセイを書いたので読んでみてほしいです。」 いきなりそう言われた。 団体としては、まだ「ウェブメディアを運営する」ということぐらいしか決まっていない。とはいえ最初の記事ができそうだったので、メンバー何人かで読んでみた。 山口セナ「これだよこれ!私が言いたいことはこれだ!」 代表からはとても好評だった。 TAKEN「いや、でもさ、これを最初に出してくるウェブメディアってどうなんだ??」 記

          安倍首相銃撃事件から考える、痛みの正しい訴え方とは?〜たおのエッセイとメンバーの思い〜