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竹花貴騎のURUオンラインスクール 【未来把握#10】実践結果を大暴露!

《 目次 》
【ロジカルな設計図】資料製作スキル
【SWOT分析】まず1番目にやること、自社の分析から
【実践編】日本人の9割が知らない沖縄の離島で実践
【顧客分析・競合分析】
【究極の質問】あなたも答えをだせるか?
【分析することで見えてくる希望の光】できることが証明された
【3C分析のまとめ】


【ロジカルな設計図】資料製作スキル

前回お話しした、論理的思考の続きなんですけど、
先ほど言ったデータを基に”何ごとも考えて”いきましょうというお話しです。

https://youtu.be/KrBo0NQ104A?si=2E9H0AvFkqH5mQEw

https://www.ur-uni.com/?original_id=100011716

そのベースがあって始めてサービス設計の段階に入ります。

そのサービス設計にも、それぞれ分析を行いながら最終的に、その市場に向けてサービスをリリースする流れになります。

【サービス設計の流れ】これをまず知ることから

まずは、設計図を作る

3C分析→SWOT分析→4P分析→デプス調査→ペルソナ設定→市場調査

ここでまず、3Cってなに?それは、、、

Customer(カスタマー):顧客分析
Company(カンパニー):自社分析
Competitor(コンペッター):競合分析

この3つのことを考えながら、サービス設計をしていかないと拡大していきません。
この中で1番必要なのは、相手を分析するよりもまず自分たちはどういう立ち位置にいるだ?っていう自社分析が必要です。
ここで皆さん間違えるのが、自社の強みとか弱みを知っているようで実は知っていないんです。
ここで登場するのが、SWOT分析です。

【SWOT分析】まず1番目にやること、自社の分析から

まずは、自分のことから知ろう

Strength:自社の強みを知る
Weakness:反対に弱みを知る
Opportunities:会社がもっと拡大する可能性はあるのか?
Threat:逆に縮小し、倒産する可能性があるのか?

つまり、この分析を用いて、サービスの提供をしてきましょうという考え方です。

【実践編】日本人の9割が知らない沖縄の離島で実践

上から2番目の離島、伊是名村(いぜなそん)

今回は、僕が沖縄の北部の離島、伊是名島(いぜなじま)で、
実際に経営している旅館、“GuestHouse上里商店”を例に
取り上げてみましょう。

《自分の強み》:
・祖父の時代に雑貨店として店舗があったため、リフォームするだけで費用が安くでできた
・港から徒歩で6分で行けて、県道沿いなので分かりやすい場所にある
・民宿とは全く違う施設なので、ホテルのような気分を味わえる
睡眠に特化しているため、安心して睡眠できる
・3部屋しかないため、家族や友人など安心して使える
・部屋が少ないため、お客さまとの交流がしやすい
・素泊まりなため、夕食や朝食を近くの飲食屋さんに行くことで、観光にもなる

《自分の弱み》:
・部屋数が少ないため、売上が低い
・部屋が狭い
団体様の宿泊ができない
・お風呂が1つしかない
・飲食店が不定休なので、スーパーで軽食になることもある
・お風呂が共有スペースなため、確認しないといけない

《拡大する可能性》:
・3部屋を1つの店舗として、”女性専用店舗”や”家族専用店舗”など拡大できる
・泊まる人数が少数なため、観光案内などのオプションが作りやすい
・マーケティングを柔軟にテストできる環境
・使い勝手を考慮してるため、リピーターが多い

《縮小する可能性》:
・”食事付き希望”のお客さまには不向き
・離島であるため、イベントがない月は訪れる方が少ない

このように、3Cのカンパニーである自社分析ができました。
それを踏まえて、他の顧客分析、競合分析をしていきましょう。

【顧客分析・競合分析】

《顧客分析と競合分析》
GuestHouse上里商店は、2019年6月1日にオープンしました。
オープンした年の12月に、中国武漢から新型コロナウィルスのニュースが突然あった年です。
とてもタイミングが悪かったと思ってました。

それから5年経ちましたが、まずは5年分の来島客を見ていきます。

2019年(R1年):35,240人 ←12月に新型ウイルスの報道
2020年(R2年):22,180人 ←3月に緊急事態宣言、観光客の制限期突入
2021年(R3年):19,160人 ←観光客の制限期間中
2022年(R4年):24,579人 ←制限解除
2023年(R5年):21,734人 ←伊是名島でイベント開催

(伊是名村商工観光課 調べ)

2020年から2021年にかけて、人の数が減っているのが分かります。
この時期の伊是名島の状況をを見ると、

2019年:中国武漢で12月に新型ウイルスのニュースが報道
2020年:日本では3月にコロナパンデミックによる緊急事態宣言
伊是名島では、上水道新築事業で建築業者がメイン
2021年:伊是名島では、小学校新築事業で建築業者がメイン
2022年:沖縄では、ほぼ解禁されたが、伊是名島はまだその影響が残る
2023年:伊是名島でも各イベントが開催された

ここで、いくつかのポイントを整理してみます。

1. 伊是名島全体で”観光客の受入れを制限”していましたが、
    公共事業の関係で島外からの”業者の往来は従来通り”ありました。
2. 長期宿泊による業者さんは、部屋数のある”大きな旅館”での宿泊。
3. 伊是名島の宿数は、”12件”
4. 観光客が宿泊できる収容店舗では”最大60名”
    最小で”6名”。(ちなみに僕の店舗です)
5. ”食事付きの店舗”は10店舗。
6. 店舗辺り”平均宿泊数”は23名。
7. 旅館を経営している方は”高齢者”が多い。

(ポイントのまとめ)


【究極の質問】あなたも答えをだせるか?

ここでquestion

《ここで、あなたに問題です。》
この条件を基に、2019年にGuestHouse上里商店をオープンしましたが、コロナパンデミックの状況で、
あなたなら、他の旅館とどのようにして差別化を図り、集客を考えますか?

少し考えてみてください。






あなたの考えが重要です。






答えがでましたか?

これは、当たってる・間違ってるではなく、あなた自身が考えることで、
あなたの思考力を高める訓練になるからです。

では、僕の答えです。
僕はこうして、集客をしました。というか、集客はせず、
集客の準備を徹底的に行いました。

それは、、、


【分析することで見えてくる希望の光】できることが証明された

Googleサイトを立ち上げて、一般客の皆さま、リピーターのお客さまに口コミ評価をお願いしたのです。

それにはこういう考えがあったからです。

公共事業で業者が入っている大型旅館は中期的には安定して収入はあるが、
それが終わると通常通りの営業に戻る。
これにより、インターネットで検索して訪れるお客様が増えると見込んだ。
そして解禁後は、『お客さまは各地へ、転々と旅行するのでは?』と予測したため、1泊2日の旅行が主流になると考えた。

そして、
《やるべき対策》がこちら、

1.      パンデミック解禁までにHPを立ち上げ、観光協会、商工会へ案内し、      観光客のあっせんをお願いする。
2.      SNSを活用し、HPを立ち上げた経緯を報告することで、フォロワーに  周知させる。
3.      沖縄のラジオにも地域の活動として出演させていただき、最後に旅館の宣伝を積極的に行う。
4.      政府が行ったGotoトラベルを利用せず、むしろ値段を上げ、特別感をだす。

そして、解禁後に僕が他の旅館との差別化を図った
セールストークのHPがこれです。

GuestHouse上里商店
『伊是名島で1番小さな宿』
3部屋しかありませんので、完全予約制です。

※現在はHPをリニューアルしました。

いかがでしょうか?

その後の結果はというと
僕はこの期間、集客前の準備を徹底的に行ったおかげで、

・Googleで、【伊是名島宿】で検索すると、1番上の方に表示され、口コミも他の旅館と比較しても、圧倒的に評価されてます。

・他の旅館よりも値段を上げたことで、お客さまにサービスの提供ができるようになりました。
・収容数が少ないため、お客さまとのコミュニケーションも密に取れてます。
・完全予約制なため、安心してご利用できると、お客さまから感謝されました。
・皆様に伊是名島を知ってもらおうと、沖縄のラジオ番組で伊是名島特集として放送されました。
・YouTuberやフリーライターの個人活動の方々にご利用されてます。
・イベントなどでゲストとしてお越しになった方々から、毎回ここで泊まりますので、宜しくお願いしますと言われました。

このように、あなたも3C分析をすることで、今からでも修正可能になりますし、
沖縄の北部の離島、たぶん9割のほとんどの方が知らないであろう、伊是名島でも経営できることが可能なことが分かったと思います。

【3C分析のまとめ】


・最初に自社の分析から始める
(強み、弱み、拡大する可能性、縮小する可能性をそれぞれ分けて分析)
・顧客分析をする
(周辺の状況、男性・女性、年代それぞれに分けて分析)
・競合分析をする

今のこの3C分析をすることで、実はあなたもコンサルタントをすることができます。
が、今回はこれまで。

次回は、あなたもコンサルタントになれるスキルを勉強したいと思います。

今回も最後までありがとうございます。

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