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第二 『真実』は,いつ,どうして,『事実🟰非真実』にすり替えられたのか?(パレスチナ問題)1 論点整理
(パレスチナ解放戦線について)⑷ パレスチナ人の定義

論点整理
→パレスチナ解放戦線について
→→まとめである
 パレスチナ人についてです。

 この欄では,
① パレスチナという媒体とは🟰国なのか?
② パレスチナという媒体とは🟰民族なのか?
③ アラブにおけるパレスチナの位置付け
④ 現代イスラム教におけるパレスチナの位置付け
 この4視点において,ここまで書いてきたことを整理する。その上で,パレスチナのイスラエルに対する相対的評価として,次項「イスラエル国について」に引き継ぐ。

(相対的とは,正当/不当の判断とは,一方が100%正しく,一方が100%間違っていると定義可能なものは,この世に極めて稀であるからだ)

 筆者はここまで,パレスチナ解放戦線への,多くの日本国民が抱いている(中には,今回のテロ強行や人質作戦までも)「正当である」との誤解に基づいた判断について,その間違いを指摘してきたので,イスラエル国を正当であるとの判断をしているかのように思われているかも知れないが,筆者は,イスラエル国に対しても,前項で少し触れたがその正当性を疑っている。
 あくまで,今,イスラエル国に対して,日本国民の多くは否定的なので,その違法性を説いて回る必要性・緊急性を感じていないというだけである。

本論① パレスチナという媒体とは🟰国なのか?

 これに応えるには,まず国家の定義が明確にされねばならない。

国家とは,
(見解A)
①永続的住民
②一定の領土
③政府
④他国との関係を取り結 ぶ能力(外交能力)
↑の四つの要素が必要である
(見解B)
❶主権
❷領域
❸国民
↑ドイツの法学者ゲオルグ・イェリネック(Georg Jellinek、1851-1911)

上記AB以外の国家認証請求は,「言ってるだけ」ということになるだろう。

②❷は,表現が異なるだけで,同義一限と見做すことができよう。

①と❸は,似て非なるものだ。
 「α 永続的住民であっても国民ではない人」
 「β 国民であるけれども永続的住民ではない人」
これは正確に存在している。
 パレスチナ問題とは正にそれを討議する問題でもあるだろう。
 すなわちユダヤ人とは,
 イスラエル建国までは「β」であったし,
 イスラエル建国後「β」であり続けることを選択している人もいる。
 他方パレスチナ人とは,
 「α 永続的住民であると主張しているけれども,そこにパレスチナという国は歴史的に存在した期間は無かった」「α 他国に居候していた非当事国民族である」わけだ。

③④と❶は,これも似て非なるものだ。
 パレスチナ自治政府には③④は有るけれども❶は無い。❶は,誰も与えてくれない,自分で勝ち取らねばならないが,非合法な手段でこれを取ったとしても,それは以降の③④を失う(国際社会の承認を受けられない)ので,両立しない概念となる。

要するに,見解ABを両方満たすことを国家成立の定義とするなら,パレスチナは国家として成立しない。

では,一方だけなら成り立つ可能性は有るか?
 まず見解Bに照らして,
 これは一目瞭然,パレスチナは主権を持たない。
Bの順序は,
 すでに主権を有している→(その場合,国家として認証できる可能性がある)わけだから,
 Bに照らせば,パレスチナは国家とは言えない。

次にAに照らして,
 パレスチナが国家として成り立つ可能性は有るか?
(此処で,永続的住民と見做される定義)が必要なのである。

⭐️現在,パレスチナが,永続的住民と見做される唯一の可能性🟰それが,(イギリスがハシム家・領主領民に対して当事国の国権者と認定している)という事実形成なのだ。

結論から言うと,
 仮にそれが正しいとしても,
アミン:フサイニー結社(現パレスチナ)とハシム家の間に,債権の引き継ぎが無いので,
 パレスチナは,見解A 見解Bどちらの定義に則ろうとも,国家の要件を満たさない。

今現在,
 この問題を隠せなくなってきているので,
国連が,
 パレスチナの建国を認定しようとしている理由とは,
 (パレスチナが可哀想だから)
 こういう理由であるが,これは無茶な話だ。

航空機を飛ばす技術は無いけど,
 可哀想だからという理由で飛ばして良いだろうか?

絶対ダメである。
 それは事故になるだけだ。

① パレスチナという媒体とは🟰国なのか?
 この答えは,真実の引継ぎ関係はNoであるが,これを虚偽の(イギリスの3枚舌外交の捏造)によって,強引にYesと思わせているのが(事実🟰非真実)なのである。

 しかし,それは徐々に(おかしい)との指摘を受けつつある。※ おかしいと思ってない/思う気がないのは日本国/日本人くらいだろうか?

 そこで(可哀想だから)という,次の受け皿が,今,国連によって準備されつつあるのだ。
が,
 はっきり言って,可哀想だからという理由で,このNoがYesになってはならない。


では②,パレスチナは民族か?
 それについては次回で。

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