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ドキュメント72時間アーカイブ                 長野 タカを見上げる峠で


2023.11.10

遠くはインドネシアまで渡る鷹の通り道にある長野県白樺峠の広場にカメラが据えられた。結構な人のにぎわい。

鷹のイメージは、孤高。

鷹の渡り

こんな歌がありました。

空高く
誰のようにも生きられず
誰のようにも生きもせず
生死の極み 覚悟の鷹が 
姿見えずの 謎を問う

集う人たちはそれぞれ。

プロゴルファーを目指した女性は夢を諦めたけれど、第二の人生をしっかり生きてる目をしていた。

人の輪からちょっと外れて独りで通い続けているおじさんは「ああ、会社、やだった」と繰り返す。
「何が嫌だったのですか」と聞かれると、間髪入れずに「そんなの人間関係でしょ」と答えた。

程よく人がいるけれど関わり合いを持たずに住む場所が居心地が良いのかな?

孤高。そんなには格好良くなれないから、鷹の姿に憧れたり、癒やされたり、魅せられたり。

普段は群れていたって、しょうがないじゃない。時には違う世界に自分を飛ばせてあげられるから。人はそれでもいい。

長野 タカを見上げる峠で
初回放送日: 2023年11月10日
北アルプスの山裾、長野県の西部にある白樺峠。切り開かれた山の斜面に大勢の人が集まる。その目的は大空を飛ぶ、タカ。渡り鳥のタカがエサを求めて東南アジアへ向かう毎年秋、この峠を通過。絶好の観察スポットになる。望遠カメラを持参して、何週間も滞在する男性。年に一度、ここで再会している同級生の女性たち。群れずに飛ぶタカの姿に自分を重ねる人もいる。タカの何が人々の心を魅了するのか。胸のうちに耳を傾ける。

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